飲み水栓 飲み水栓設置工事中 飲み水栓設置工事完了
小学校飲み水栓工事開始(写真1)

小学校飲み水栓工事中(写真2) 

小学校飲み水栓工事完了(写真3) 

 MEAN MEANとセミの声がおだやかに響くようになれば、夏休みも中盤です。さて、8月2日(水)から7日(月)までの夏休み中盤、児童玄関前で工事をおこなっていました(写真1)。豊中市上下水道局さんによる小学校飲み水栓工事です。蛇口をひねれば安心して飲める水には深い"意味"があります。

飲み水水栓設置工事 蛇口をひねると飲める水! 日本人にとって水道水はふつうに飲める。だが、「水道水」がそのまま安心安全に飲める国は世界でわずか9ヵ国だといわれる。多くの外国では蛇口から出る水は直接飲まない。お腹をこわすし。水は買うもんだ。日本で水道水が直接飲めるようになったのは江戸・明治の偉人達の努力おかげだ。ありがとう、江戸の人、明治の人たち。令和の人がレストランで席につく。コップに入った水が当然のように出てくる。公園に行けば子どもたちが水道の蛇口に顔を寄せてごくごくと水を飲んでいる。蛇口をひねれば清潔な水が出てくるのは日本ではごく自然な流れになっている。しかもかなり美味しい(昔はカルキくさかったが今はどこの自治体でも先端技術のおかげで美味しくなった)。もちろん豊中市の水も美味しい。いつでもどこでも、安全でおいしい水が手に入るという「あたりまえ」が、豊中市の暮らしを支えている(参考:ニポニカHP)

 豊中市上下水道局さんは水道水が水質基準に適合し安全であることを確認するために、水質検査を行ってくれている。だから安全で美味しい水道水が西丘小に届く。その豊中市上下水道局さんが、今回「飲み水(みず)栓」を届けてくれた。

 飲み水栓設置工事上写真) ががっ、ががっ!重機(ユンボ)が土壌を攪拌(かくはん)する。地中に穴を開けた。配水管、給水管を埋め込む。ベースになるコンクリートを設置した。重さ約900kgの飲み水栓本体が吊りあげられる。オーライオーライ!資格を持ったベテランオペレーターが巧みに重機を操り四角い穴に向かう。2人の作業員さんが位置を調整しコンクリートの上に置いた。校舎に平行になるように。ばっちりだ。こうなったら自重で動かない。まわりに土を入れウッドチップを敷き元の状態に戻し完成だ(写真2)。重さ900kgの本体には4つの通常水栓と2つの飲み水栓とがあった。バリアフリー仕様で車椅子の方も使用できるようになっている。試しに蛇口をひねってみた。ほとばしる水しぶき(写真3)!2学期、熱中症予防に活躍してくれるはず。

 豊中市上下水道局担当者「蛇口から安心して水が飲めるようにと、豊中市の全小学校に順次”飲み水栓”を設置しています。今回飲み水栓として小学生に認識しやすいデザインを採用しました。水道本管から直接給水するので、フレッシュでより安全な水を提供できると思います。熱中症予防や運動会練習の給水で飲んでいただけたらありがたいです」

夏空に 飲み栓が ほとばしる