入水 ペットボトルで浮く 溺れてる人がいる!
着衣水泳 入水(写真1)

ラッコの姿勢で浮く(写真2) 

先生デモンストレーション(写真3) 

 にしおかでは気温の急上昇とともにMEAN MEANと日増しにセミの声が大きく響いています。さて、昨日18日火曜日、5・6年生プールの授業は「着衣水泳」でした。めあては「着衣のまま入ると動きにくいことを知り、できるだけ長く浮く」です。突然水の中へ落ちた時パニックにならないよう対処法を体験することに”意味”があります。

着衣水泳

 「UITEMATE(ういてまて)」 

 着衣水泳とは、一般的な洋服など日常的に人々が陸上で着ている衣類を着たまま、海や河川、湖、プールなどで泳ぐことである。また、特に水難事故対応策の一つとして行われる。着衣水泳は「UITEMATE(ういてまて)」の合言葉または「背浮き」の用語で呼ばれている(参考:ウィキペディア)。昨今さまざまな理由(コロナ禍、施設の老朽化、外部委託、働き方改革等)でプールの授業をおこなわない学校が増えているときく。そんな中、西丘では昨年3年ぶりに着衣水泳を復活させた。安心安全は経験することから生まれる。夏休みを前に今年も着衣水泳の授業を5、6年生でおこなった。

 5年生「着衣水泳(左上写真)」  服を着た状態で水に落ちた。水泳は得意だ!あれっ?うまく泳げない。なぜだ。助けてー。心の準備ができていないとパニックを起こす。溺れてしまう。水泳が達者な人でも溺れるのはそのためだ。だから服のまま水に入ったらどうなるかを体感する。最初は水着を着て通常の授業をおこなう。体が水に慣れたところで着衣水泳開始だ。長袖、長ズボンを着て靴をはいた。指揮の先生「水泳が得意な人でも服を着て水に入ると感覚が変わるので注意して入りましょう」。入水する(写真1)。ばしゃばしゃと体を動かす。服が重いと感じる人!と問うと手がいっぱい上がった。「一度上がりましょう。水着と着衣とではどう違いましたか、バディと話し合ってみてください」。5年生「水分を多く含んで泳ぎにくい。抵抗が強い」等意見を共有する。

 重くなった服で泳ぐより、自分の命を守るには浮いていることが大切だ。救助が来るまで浮いていよう、を体験する。ペットボトルの力を借りた。ペットボトルを頭の下に置く。腕に抱える。ラッコの姿勢で浮く(写真2)。体が浮きやすい。何度か練習した後記録に挑戦だ。「救急車や救助者がくるまで無駄な力は使わず浮いててください。よーいどん」。一斉にプールで浮く。さすが5年生、ここにはジョーズはいないが上手上手。1分30秒経過大半の人が浮いていた。最後は先生によるデモンストレーション。先生がおぼれた(写真3)。ペットボトルを投げて!うまく届かない。もう一本!投げるのも難しいことを知る。先生はようやく1本のペットボトルをつかんだ。浮いた。浮いて待てということがわかった。

重くなる 着衣水泳 浮いて待て