研究授業 3年算数 研究授業 3年算数 研究授業5年国語 
研究授業 算数3年(写真1) 研究授業 算数3年(写真2) 研究授業 国語5年(写真3)

 梅雨がそろそろ明ける気配をみせ蝉がミーン(意味)ミーン(意味)と泣きだすと夏本番を迎えます。さて、にしおかでは6月16日金曜日に3年算数、7月10日月曜日に5年国語の研究授業を実施しました。新進気鋭の先生お二人がタブレット等を使い創意工夫した意味ある授業です。終了後、授業内容については教育委員会の方からアドバイスをしていただきました。

研究授業国語(5年) 研究授業の目的 研究授業の季節である。研究授業とは、他の先生の前で自分の授業を発表する場である。その日に向けて計画をたて、※下学上達(かがくじょうたつ)し授業力の向上を図るのが目的だ。また、授業を参観する先生方にとっては自分の授業の参考にし、またアドバイスを授業者におくる場でもある。さて、今回は、西丘期待の若手教員二人が、大型モニターを使って導入で児童へハートフルに迫り、めあての説明後、児童達が主体的に学びを深める授業を展開したのであった。※下学上達 手近なところから学び始めて、次第に進歩してゆくこと。

 算数研究授業(3年生) 単元は 「たし算とひき算」(「みんなと学ぶ小学校算数 3年上」学校図書)であった。本時のめあては、①減法の用いられる場面を理解し、立式する。②(3位数)-(3位数)で繰り下がりのない筆算のしかたを考える、の二つだ。児童にとって身近である買い物の場面が大型モニターに映し出された(写真1)。これとあれを買って・・・328円-215円をテープ図だとどう表せるのかを考えた。既習事項である2位数同士の計算や3位数-2位数の計算を行う。そこから3位数-3位数のしかたに繋げていく。復習の繰り下がりの計算も考えた。グループで活動することにより思い出す。最後はタイルの登場だ(写真2)。タイルを使って計算のしかたを確認し、筆算で計算するときの注意点などをまとめていった。

 国語研究授業(5年生 上写真) 単元は、「文の組み立てをとらえよう」(「新しい国語 5年上」東京書籍)であった。文と文のつながりをとらえるにはどうしたらいいか?この時間では文の中での語句の係り方についてペア学習を取り入れた。周りの児童の意見を取り入れながら自分の考えを深める。大型モニターに大雨の様子が映し出された。林間から帰ってきた時そういえば大雨が降り出したなぁ(写真3)。「雨がふった。(   )運動会は中止だ」「雨がふった(   )、運動会は中止だ」「雨がふった(   )、運動会は行われた」(   )にどんなつなぐ言葉を入れたらいい。考えた。(だから)(から)(ので)(が)・・・、まだまだ授業では雨がふる。「雨がふった(   )、運動会は中止だ」「雨が(   )、運動会は行われる」、(   )にどんなつなぐ言葉を入れる?適切な言葉を選ぶには、「原因・理由」「逆接」「仮定」「逆接の仮定」主語と述語の関係に注目し単文の主述関係を確認する必要がある。授業がまとめにさしかかった頃いきなり本当の大雨に見舞われた。雨は雨を呼ぶ。窓の外雷鳴が鳴りバケツをひっくり返したような雨粒が降っている。雨が降って授業は行われる(逆接の仮定)。間違いない。

 教育委員会の方「子ども達が積極的に授業に参加していました。楽しく協力して安心してできたことが良かった点だと思います」

雨降っても 地面かたまり 深まる知