達人コマ回し 職人さん手作りのコマ コマ 手の上で
コマ体験:興味津々 (写真1) コマ体験:日本各地のコマ(写真2) コマ体験:回る回る・・・(写真3)

 朝も冷え込むようになり日に日に昼間が短く風が冷たくなってきました。さて、今週火曜の1年生といえば「昔遊び体験」です。昔遊びの代表的な遊びといえばコマ回しでした。そこで、日本各地のコマを収集しコマ回しの達人でもあられる”すみやまさん”を講師にお招きして、出前授業「コマ体験」をおこなっていただきました。そぉれ!多目的室は温かです(下写真)。

 コマ回し体験昔遊び 独楽(コマ)回しを楽しむ 世の中にはさまざまな意思を持って活動しているボランティアさんがいる。昔遊び(コマ回し)の伝承をされているボランティアさんがすみやまさんだった。コマの歴史は古い。今から約1300年前、中国から竹製のこまが伝わってきたことが日本のこま文化の始まりと言われる。江戸時代になると様々なタイプのコマが作られて多くの人々がコマに熱中するようになった。日本ではコマ作りは各地の民芸品として今も作り続けられている。すみやまさんは、職人さんが作られたコマの収集家でもあり、さまざまなコマを1年生に伝えるため多目的室へとやってきた。

 コマ体験 すみやまさんによる出前授業  すみやまさんを中心に1年生は興味津々半円となった(写真1)。四角い箱には日本各地のコマがいっぱい(写真2)。ふじみゴマ、どせいゴマ、よくまわるコマ、さかだちゴマ、地球ゴマ等、さまざまなコマをすみやまさんは次から次へと手品のように回す。特にさかだちゴマは興味深く回った。まず、でかっ。でっかいコマが普通に回りだすのだが、重心が移動して、途中から逆さに回りだすのだ。1年生は目がクルクル?すみやまさん「日本の職人さんの技術はすごいやろ」。すごい。1年生はモノ作り日本の原点を学んでいた。日本の民芸品コマを堪能した後は、自ら楽しもう。一人に一個コマとひもが手渡された。だが、いきなりはコマは回らない。コマをまわすのは難しい。ひもをぐるぐるコマに巻きつけるところから難しい。巻けたはいいが、勢いよく投げるとコマはごろごろ転がるだけで回らない。練習だ。すみやまさん「遠くへ投げる。手前に投げるとコマは回りません。地面に水平にいきおいよく投げるのがコツです」。練習のかいあってあちこちで回った。コマは基本、独りで楽しむ遊びだ。だから独楽(コマ)という。多目的室では自分のコマも友だちのコマも「がんばれー!」の声援を受け回った。手の上にのせる。下敷きにのせる。コマはずっと回っていた(写真3)。すみやまさん、貴重な体験ありがとうございました。

冬とばす コマは元気だ 1年生