昨日学校薬剤師さんにおいでいただき、2年生対象に薬物乱用防止教育を行いました。

「薬物乱用」とは違法薬物の摂取だけではなく、処方された薬であっても用法を守らず多量に飲んだりすることも含まれるそうです。

最初に違法ドラッグを使用した者が起こした自動車事故のニュースを動画で見ましたが、通常の判断ができていない様子が見て取れました。

このように薬物は「脳」に影響し、正常な判断を狂わせます。また、健康を損なってしまいます。

昨年「浪速少年院」に施設見学に行かせていただいた折、少年院に送致される理由のうちの多くの部分に「大麻」が関係しているということでした。「大麻」は今では中高生の身近に迫ってきている問題です。

そういう薬物使用にいたらないために、薬物乱用の怖さを十分に伝えていただきました。

最初は次のような言葉で近寄ってくる場合があるそうです。

・ダイエットの薬だよ  ・ただであげる、試供品だから  ・頭すっきり、勉強はかどるよ  ・みんなやっているよ  ・1回ぐらい大丈夫、あわなかったらやめればいい  ・私が保証する  ・友だちと一緒なら  など言葉巧みに薬物使用に誘い込むとのことです。一度使用すると、薬物には依存性があり、使用つづけると耐性が高まり、さらに使用頻度が増え、心身ともにボロボロになるとのこと。

身近に広まっている「薬物」使用の入り口の段階で、きっぱり「いりません!」「興味ないです!」と断る勇気が必要です。またそのような誘いがあったら、自分一人で抱えず家族や先生など周りの大人に相談することが大切です。