本校では生徒会が呼びかけペットボトルキャップを回収して、ワクチンを寄付する活動をおこなっています。

それを題材に、大量のキャップの個数を、関数を使って割り出そうという数学の授業が行われていました。10袋に分けられた大量のキャップの個数を、どうやって明らかにするのか?一つ一つを数えていくのは大変。そこで「比例」の関係を使って割り出す方法を考えました。

10個ずつ100個までの重さをはかり、個数と重さの関係をグラフに表しました。そこから個数と重さの「比例 y(重さ)=ax(個数)」の関係がわかりました。グラフよりa=2(キャップ1個当たりの重さ)がわかり、それぞれの班に配布されたキャップの重量を「2」で割って個数を割り出しました。各班で割り出した個数をクラスで総計すると「5691個」。キャップ800個でワクチン1本分になるとのことなので、クラス全体で7本分のワクチンを寄付できる量のキャップがあったということがわかりました。

ちなみに夏休みに生徒会が呼びかけ集まったキャップは「28165個」。35本分のワクチンを寄付することができました。生徒会の行っている身近な活動も、数学にかかわっていますね。