今日の全校朝礼では、校長から先週暑い中で行われた「避難訓練」にかかわって、いざという時に心がけてほしいことを改めて伝えました。

「ファーストペンギン」という言葉を知っていますか。人に対して使う時は「勇気を出して最初に行動を起こす人」という意味を表しているそうです。

今から12年前の2011年3月11日東日本大震災が起こり津波で大きな被害が出ました。その中にあって「釜石の奇跡」といわれる出来事がありました。ある中学校の生徒たちが大きな揺れが収まった後、日ごろの訓練により一斉に高台に向かって走り出した。それを見ていた校舎に避難していた隣の小学校の児童や地域の人たちも高台に向かって走り出し、多くの人の命が助かったという出来事があったそうです。最初に動き出し避難する。この中学校がファーストペンギンとなって、小学校や地域の避難を導いたということでしょう。みなさんも、災害が起こったとき、どうすればいいのか考え、しっかり行動できるように日ごろから心の準備をしておいてください。

また、先日地域の方から、今から5年前に起きた大阪北部地震の時のことを聞きました。発生がちょうど通学時間帯だったので、通学していた小学生(今の17中生かもしれませんね)が17中に避難してきたそうです。揺れが収まってから小学生を当時の17中生が小学校に送ってきてくれた、という話を聞きました。これが共助ですね。地域の方も言ってましたが、あの時中学生が頼もしく見えたとのこと。

いざ災害が起こった時、中学生としてできる範囲において「助けられる人から助ける人へ」となってください。

先日暑い中の避難訓練でしたので、その時に伝えられなかったことを伝えました。

校長の話の後

今日より3週間の日程で行われる教育実習生の自己紹介、優秀な成績を収めたクラブの表彰を行い、生徒会朝礼に移行した後、意見箱コンテストの表彰、生徒会専門委員会の各報告、生徒会執行部の話がありました。

各専門委員会からの報告意見箱コンクールの表彰