5限 体育館にて

国語の授業でクラスの代表が決まり、その代表者による発表会がありました。

「ビブリオ(書籍)」+「バトル(戦い)」の名のとおり、

代表者は自分が読んで面白いと思った本について3分間で紹介し、

発表後、聴いている人と質疑応答のやりとりを2分行い、

全ての発表の後に、「どの本が読みたくなったか」を投票し、

最多票を集めた人をチャンピオンにする、というものでした。

さすがはクラス代表、9人とも360人の前で堂々と発表してくれました。

感心したのは、発表者が、自分の本の紹介だけでなく、

発表後の質問に、素早く的確に答えていたことです。

聴衆のその場で思いついた疑問に対して、落ち着いて簡潔に答えていたのが凄いなと思いました。

聴いている人の態度もとても良く、全ての発表に対して2分間ずっと質問のやり取りがあり、

ライブ感のある双方向の素敵な発表会でした。

さすがは2年生、クラブでも先輩が引退し、「自分たちがやらなければ」

「自分たちが主役だ」という意気込みが感じられ、頼もしかったです。

発表者のみなさん、とても緊張したかと思いますが、これまで何度も練習をし、

苦労を重ねて今日を迎え、終わってホッとしたことだと思います。

どの発表も立派でした。発表者全員の本を読んでみたいなと思いました。

お疲れさまでした。

特に、視線、話し方(抑揚)、ゼスチャー、間(ま)、投げかけ(質問)

を効果的に使っている発表は聞きやすかったです。(全員が上手でした)

3分という限られた時間の中で、面白さを伝えるには

「どの場面」を選んで、どの言葉をチョイスするのかがポイントになります。

伝えたいことを、どの順番で? 刺さる言葉はどんな言葉がいい?などを考えながら

一番は「どの言葉を削るのか」が悩ましかったことでしょう。

どうしても伝えたいことが多いと、情報量が多くなってしまい、聞く人も何が大事なのか、

何を伝えたかったのかがわかりにくくなってしまいます。

思い切って削っていくことで、一番大切なものが残っていきます。

今回の学習を通して、学んだことを、ぜひとも次の発表の場で活かしていきましょう。

やり取りを活発にするために質問してくれた人たち、そして良い態度聴いてくれた2年生のみなさん

ありがとうございました。