6/17 社会2年(気候から見た日本の特色)
授業者 平田遼先生(6/17の授業です)
単元名 気候から見た日本の特色(地理)
Figjamの共同編集機能を使って班でまとめる
本時の目標 |
日本の気候は地形や位置関係によって異なり、それぞれの地域に特色があることを理解する。 |
導入時にモニタに映し出された写真や表(日本のいくつかの都市の温度と雨量)を見ながら、先生からの発問に対して積極的に答える姿が見られました。そこから今日の課題です。
★対話を通して 解決できる課題 |
雨温図や地形図、特産物などの情報を基に日本の気候の特色をまとめる。 |
ここまでは、特に普通の授業でしたが、ここからは授業者から大胆な提案が。
『ここからはみなさんの時間です。先生は教えません。自分でも調べながら、班の人と協力して、相談して、タブレットの表を埋めていってください。調べながら埋めながら相談しながら、気候や降水量から特徴をつかんでいきましょう。』
➀導入(5分)…温帯に属するいくつかの国の写真を提示し、どのような気候だったのかを確認する。日本が温帯に属することを確認する。
➁展開(40分)…日本各地の写真を提示し、温帯に属する日本には様々な気候があることを確認する。同じ日本なのになぜ、気温や降水量に違いがあるのかを予想する。(個人)
③Figjamの共同編集機能を使って、日本の各地域の気候の特色となぜそのような特色があるのかを、班でまとめる。(班活動)その際に、教科書・地形図・webサイトなど様々な情報を活用することを伝える。時間があれば、いくつかの班に発表させる。
④まとめ(5分)…各班がまとめたものを参考にし、振り返りシートを記入。

今回は、Figramという共同編集作業を使って、班でまとめていくというミッションが与えられました。
この作業、なんと他の班のまとめ作業も同時に見に行くことができるという優れもの。
熱心に調べ学習に取り組んでいました。次の時間の発表が楽しみですね。
新たな取り組みにチャレンジしてくれた平田先生と2年生の生徒たち。さらに学びを深めていきましょう。(校長 川村)
「今日の授業は新しいことに挑戦してもらいます。そして自分たちの力で目標に向かってもらいます。」と、授業の最初に宣言された平田遼先生。とたんに子どもたちの目が輝きました。Figjamというweb上にあるホワイトボードのような機能を使って共同作業をしながら、地形や位置関係によって異なる日本の気候をまとめていくという今回の授業。参観者の私たちも初めて見る機能にわくわくです。先生から使い方を聞いた子どもたちは、待ちきれないように作業を始めました。ところが、新しい機能に興奮した一部の子どもたちが落書きをしてしまいました。それを見つけた先生は即座に全員の手を止め、厳しく注意されました。新しいことや楽しいことに挑戦すると必ず逸脱する生徒は出てくるもの。そこも見越して挑戦された先生の授業には声掛けひとつにも学びのヒントがたくさん隠されていました。「やってみたいことはあるけれど収拾つかなくなるのでは、、、」と一歩踏み出せない先生は少なくないと思います。ですが、新しいこと事こそ学びを一気に深める最大のチャンスだと先生の授業で実感しました。大人も子どもも新しいことに果敢に挑戦できる学校でありたいですね。(学習指導部)