6/28 国語1年(空中ブランコ乗りのキキ)
授業者:中野先生
単元名 空中ブランコ乗りのキキ(6/27の授業)
【授業の流れ】
1:第三場面までの復習
2:第四場面 範読
3:第四場面の読み取り(板書)
4:感想
5:感想の交流(グループワーク)
授業開始5分前に教室に入ると、すでに授業者の中野先生が。早くから教室で授業準備を始め子どもを迎えいれる姿勢、やる気が感じられ素敵です。
「これまでの場面を振り返っていこう」ということで、先生から次々と発される質問。その1つずつの質問に対して、それぞれが反応。1対40のやりとりなのに、ものすごいスピード感と一体感。本当に4月に入学した生徒なの?担任クラスということもあってか、息がピッタリです。
先生の期待する回答ではない時はストップして丁寧に確認と説明。あっという間に前時までの復習が終わり、第四場面へ。先生の範読から読み取りが始まります。
生徒も必死でノートに記入しています。
復習時と同じように先生対全員への質問⇒確認のやりとりがあり、黒板で整理。
場面の読み取りが進んでいきます。
第四場面の読み取りが終了。まだ時間は15分残っています。
ここまでの内容を読み取って、「キキの生き様をあなたはどう思う?」(批評)先生から課題が出されました。
さあ、あなたの出番です。「主人公キキの生き様を11中1年生はどう捉えたのか」沈黙の中、真剣に考え、自分の考えをノートへ。
目はノート、ピースしながら頑張っているアピールしつつノートに集中。ちゃんと書いています。これも能力。
個人の時間が終わり、待ちに待った班の時間。班の形に机を移動し、考えの交流です。(対話)
それぞれが考えを伝え、聞きあいます。この時の聞く姿勢がとても大切です。緑の服の子の聴き方が素敵でした。しっかりうなづきながらもさりげない肯定のコメント、優しい目配り、他の3人はとても話しやすそうでした。
どのグループもしっかり交流し、色んな捉え方、視点があることを確認できました。
聴くときは聴く、聴かれたら、反応する、考える時は考える、意見交流の時はしっかり伝えあう、誰一人学びを止めず集中して1時間取り組んでいる様子を見て、成長を感じました。(校長 川村より)
三年間をかけて、多角的思考(様々な角度から物事を見て思考する力)を身につける足がかりとしてこの教材を使い、自分で考え、他者の意見を聞き、人と自分は違うのだ、同じ物事でも見る人が変わるとここまで評価が変わるものなのかという驚きと気づきがある授業を意識して展開しました。(授業者 中野先生)