12/10 公開授業(2年国語)清少納言らしく語るAIのプロンプトを考える
12/10 6限 2年 公開研究授業(国語) 授業者 小林先生
本時の目標:多読して分析した清少納言の文体・語彙・価値観をもとに、AIに与えるプロンプトを完成させる

授業の流れ
導入:前時の振り返り。(2分)
枕草子を多読し、清少納言の文体の特徴や価値観、語彙の傾向についてつかんだことの確認。
本時では、それをカードに言語化し、その情報をもとに指示文=プロンプトを作る。(本時の課題と活動の見通しの提示 1分)
自分の担当の章段について、印象に残っているものを発表、交流する。
展開:カードの作成(タブレットにて10分)
・生徒のボードに配置し、解釈が妥当か検討(7分)
・個人でまとめた清少納言らしい語彙を一人ずつ紹介し、解釈が妥当か班として検討。(全体を俯瞰、批判的に比較する)
・集まったカード内容に注目し、その情報を元にプロンプト(指示文)を作成。
・フォーマットの空欄を自分の言葉でまとめる(12分)
・プロンプトをChatGPTに投稿し、清少納言AIとしての反応を試行。
・清少納言らしい回答にリアクションする(10分)
・どのような追加指示や指摘をするとより清少納言らしくなるのか考える(5分)
・振り返り(3分)

今日の学習のメインは班での対話です。

タブレットを見ながら積極的に意見交換しています。

我々の時代では考えられないようなテーマ(清少納言AIとは・・)ですが、
さすがは令和時代の中学生。

ChatGPTを使いこなしています。

AIの反応に対して、感想を交流しながら次に入力する質問を一緒に考えています。

清少納言らしく答えてもらうために、
「カタカナで話さないでください」
「短く答えてください」
などの指示を入力して精度を高めていきます。

9組のみなさんは、参観者(先生)が約40名もいたのにも関わらず、
最後まで集中し、与えられた課題に50分間真剣に向き合ってくれました。
中でも感動したのは、一部の生徒が日本語が話せない仲間に対して、先生が言ったことや、
質問をその子の言葉に翻訳して伝えていたことでした。
自分の目の前の課題だけでも大変なのに、そのような行動を自然に取れる温かさ・優しさに心をうたれました。
素敵すぎます。友だち思いの優しいクラスです。
9組の生徒のみなさん、他の25クラスが先に下校している中、6限に頑張ってくれてありがとう。
みなさんの一生懸命頑張ってくれた授業の姿が、明日からの先生たちの授業につながっていきます。
生徒同士が、生徒と教材が、先生と生徒がつながる授業創りを進めていきますので、
これからも生徒のみなさんは、与えられた課題・問いにしっかり向き合って授業を頑張ってください。
