授業研究会の総括(12/10) ~先生たちも学んでいます~
子どもたちの授業と同じで、先生方も『問い』に対して真剣に考え、対話をしながら学んでいます。
以下は授業を見学した先生方のコメントです。
黄瀬先生の授業(1年社会)について

興味がでるような仕掛けなど本当に準備がされつくした授業で、勉強になりました。授業の中で生徒とつながる大切さを改めて感じました。
交流の場の自由度が高く、自己表現できている生徒が多かった。「そういうことか」「いいね、それ」と肯定的会話の中で自分の文章が調整できていた。

1 人で演説を考える時間に、どの生徒も資料を読んで取り組んでいた姿を見て、本当にすごいと感じました。これも日頃の授業での仕掛けや声かけ、授業準備のおかげなのかなと思いました。
写すときと自由に書いていいときが明確に分かれているからこそ、自分の意見(本音)が書きやすいし、答えを探す子がとても少なく、みんな想像して書いていた。言いやすい人に言えるので、自信につながる。→「 ありのままに表現できる環境づくり」

言葉かけや資料のわかりやすさに、苦手な生徒でも取り組みやすいと感じます。
小集団での発表で、少ない他者との関係づくりから、全体に向けて発表させる雰囲気づくり ←ありのままに表現できる環境づくり

交流することで、自分の意見を確立していき、自分の考えを確信に変える(安心)。一方的な講義を極力減らし、「正解のない答え」を皆で探し出そうという設定。→「対話を通した課題の設定」
資料が 3 種類(難易度別)に用意されており、自分に合ったものを選び、理解することができた。

楽しいけれども、深い学び(視覚化、つながり等を含めて)ができる授業を見せていただきました。
授業者がどれだけ準備できているかだと、改めて授業者の準備の大切さを実感しました。中学時代、黄瀬先生の授業を受けていたら自分も社会を好きになっていたと思います。

授業の導入からまとめまで、 AI 画像・生徒の興味を引く資料等といった教材に多くの工夫があり、多くのことを学ばせていただきました。交流の場面での「自由」というところに衝撃を受けました。
発表者の方を自然と向いて聞く姿勢があった。資料が 3 種類用意されていて、どの資料を使ってもよいことで、苦手な生徒でも「わかる、できる」を実感しやすいと思った。当時の権力者になりきることで、当時の状況を自分で考えることができるので学びにつながりやすい。教科書を読むだけより、体験として学べる。→「ありのままに表現できる環境づくり」

いろんな子の学力に応じて、その子自身が設定できる課題にしていて誰もが取り残されない工夫をされていました。授業準備にすごい時間をかけられていて、その授業内容に適した資料がいっぱい漫画など扱われていて、取り組みやすかったし、 PP にも図をよく使っていて、楽しんで学習ができる準備がされていて、尊敬しかなかったです。
小林先生の授業(2年国語)について
生成 AI を使った取組みで、タブレットを使うとなると、生徒がタブレットばっかり操作しがちになるのではないかと思っていたが、「オクリンク」を使い、同じものを複数人で操作していたので自然 とグループでの会話が生まれていた。
タブレットなら一人ひとり参加しやすい 。

いつも面白い問い、考えさせる問いを聞いて勉強になってます。大人でも考えさせられるような問い素晴らしいです。
対話を通した課題の設定がきちんとかんがえられているからこそ「ありのままに表現できる環境づくり」ができるのだと思いました。今回の授業は課題の面白さをきっかけに対話が多く生まれていたと感じました。

授 業者が活動中の各班に説明しすぎずに、生徒主体の授業となるようすすめている 。
大人も引き込まれるような興味深いめあてで chatGPT が どんな答えを出すのだろうとわくわく考えさせられました。
AI やタブレットを通して、どの生徒も取り組める課題を設定し、集中して授業を受けていた。未来の授業ですね。

人の両面性について話しながら「いろいろな感じ方・考え方があるから真逆の意見にも否定ではなく、受け入れることが大切だよ」と伝えていたのが印象に残っています 。
いつも新しいことに挑戦し続けている小林先生の姿を見て、自分ももっと頑張らないといけないなと感化されます。オクリンクを使っての授業は生徒がタブレットばかりを見て、もくもくとしてしまうから、やりづら いと思っていたところだったので小林 t の授業を見て、対話しながら、 ICT も使える授業のヒントを得ることができました。

エラーを出させるための質問に個性があり、その個性によって求められる結果が出せるので、一人ひとりの考えやひらめきを大切にしやすい。「間違えた」という状況になりにくい。
オクリンクプラスや chatGPT, プロンプトなど、やはりどれだけ授業者が授業の準備や発問の工夫ができるかが大切だと感じた。

一つの質問の答えがない場合、生徒たちはより自分の考えを相手に伝えると感じ、新しい内容がでると感じた。

現在、そしてこれからも AI の活用については我々が習得しなければいけない課題である。すべてを AI に任せ、答えを得るのではなく、活用していく方法に刺激を受けた 。
班で活動することで、疑問を素直に述べていた→「ありのままに表現できる環境づくり」

AI を自分でも生活に活かせるように実際に使わせながら、改善していく流れがとても面白かったです。
あえてミスやエラーが起こるような質問を考えさせることで、 AI の良さと使い方についても学べる+古典を深く学ばざるをえない授業だと思いました。

こちらは第二部、本庄先生のミニ授業。
竹取物語の、「6人目の貴公子になってかぐや姫に求婚しよう」という課題です。
5人の貴公子が求婚に失敗した理由を古文で読みとり、現代に帰ってから創作します。
『かぐや姫の心をつかむためには何を差し出せばいいのか?』
個人で考えたアイデアをグループで共有しています。
令和の今から持っていくのなら、あなたなら何を差し出しますか?
先生方も真剣そのもの、問いの力は偉大です。
先生方の出した答えは・・・
・バイオリン(時代にない音色を一緒に奏でていきましょう。)
・四つ葉のクローバー
・全肯定うなずきプリンス(あなたの全てを肯定します。あなたの全てを認め、受け入れ、うなずき続けながら、寄り添い、そばに居続けます)
・サラサラの髪の毛
・心のこもった手紙
・あなたの親を大切にする約束
・ドラゴンボール(あなたのために努力して手にいれた物・力を捧げ、活用します)
・一生楽しませる
・月の石(明治アポロのみこ 月に行ったことがあるから)
最後は、グループの代表の先生が何人か前に出てきて、かぐや姫役の私のところにきて告白。
↓小林先生が「明治アポロのみこ」になり、「月の石を捧げます」と言っているシーンです。
かぐや姫の心に一番ささったプレゼントは
レゴブロックでした。
⇒あなたの良い所が書かれたメッセージ入りのレゴブロックを毎日1つずつプレゼントするので、2人の幸せな未来を一緒に作りあげ、毎日を楽しく過ごしましょう。
なんと素敵なプレゼントだこと。
授業の翌週に、ある国語の先生が
「正解がわかりましたよ」とおっしゃっていたので
「その答えとは?」と聞いてみたら
「竹取物語の本を渡します」
「その理由は?」と聞くと
「私はあなたの未来を知っています。僕と一緒に未来を変えましょう。」
さすがは国語の先生。まさか翌週に新たな答えが聞けるとは・・・
あのあとも考えていたのですね。問いの力とは・・
奥深い・・・楽しい・・・いとおかし
