本校の創立は、昭和49年(1974年)。6月5日(土曜)は創立記念日でした。今年は47周年です。今日の全校朝会(テレビ朝会)では、創立記念日についてお話をしました。

 

少路小学校の校区は豊中市の北東部にあり、市内で一番高い丘陵地です。昔は、アカマツが茂る山林で、ふもとには竹やぶが広がっていました。山では秋にマツタケがとれ、竹やぶでは春にタケノコがとれました。

昭和45年(1970年)の万博の前ごろから島熊山の開発が進み、不動尊の辺りに家が建ち始めました。けれども、まだ児童数が少なかったので、この地区の子どもたちは歩いて桜井谷小学校まで通っていました。その後、バスに乗って上野小学校へ通うようになったのですが、緑丘地区に家が多く建つようになるとバスの乗客が増え、子どもたちはバスに乗られなかったり、学校前で降りられなかったりするようになりました。そこで、もっと近くに歩いて通える学校を作ってほしいと、保護者の皆さんが地域の人々の署名を集めて豊中市に陳情し、緑丘地区にも小学校ができることになりました。

小学校を建てる土地は深い竹やぶで、工事はまず竹を切り開き、長くはびこった根を掘り起こし、土を入れてかたく平らにすることから始められました。校名には、この地区で昔から使われていた地名である「少路」を当てることになり、昭和49年(1974年)、豊中市立第31番小学校として、少路小学校が誕生しました。

 

校長室前にも小学校の歴史がわかる写真パネルや解説を展示しています。

1年生から6年生まで、意外とたくさんの子どもたちが休憩時間に立ち止まって見てくれています。「自分の家はこのあたりかな?」と探している子もいました。

少路小学校の歴史にふれる機会となっています。

▲昭和40年頃(1965年頃)の様子【およそ55年前】

▲昭和50年頃(1975年頃)の様子【およそ45年前】

▲昭和50年(1975年)6月、開校1周年の様子【46年前】

▲創立40周年の様子(2013年)【8年前】

▲こちらは、学校の倉庫から発見された古い旗。意外と立派な旗ですが、昔、何に使われていたのでしょうか? こちらも掲示しています。