であいとつながりをもとめて

   暖かい日と寒い日が交互にやってくるような天気が続く中、それでも春の穏やかさを感じとれるようになった4月7日、入学式が開催されました。96名の71期生となる新1年生を迎え、たくさんの保護者の方、来賓の方にかけつけていただいた中で、無事に終えることができました。ありがとうございました。

自分をあきらめず  =入学式~始業式

 人とつながり行動できる力を

「自治の力と信頼感」を高めあおう

そして8日には、3学年そろって始業式を迎え、新しいクラス・学年となって、期待と不安が交錯する中、今年の学校スローガン「自分をあきらめず 人とつながり行動できる力を~『自治の力と信頼感』を高めあおう」の達成をめざし、新たな気持ちでスタートをきることができました。

六中校長として、2年目に入りました亀谷です。本年度も「自治の力と信頼感」のある六中づくりをめざし、子どもたちと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。また今年も「学校だより」を定期的に発行し、学校での様子や情報をお知らせしたいと思っていますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

 

入学式にて

新入生には、「自治の力と信頼感」のある六中づくりをすすめてほしいと話をしました。

「困っていたり、悩んでいたり、こうしたい、こんな夢がある等、そんな一人ひとりがもつ気持ちを聴いてもらうことが、子どもの権利の一つである。しかし、それはわがままであったり、一方的なものではなく、お互いの気持ちと気持ちをつないでいき、そんな気持ちや夢を一緒になってカタチにしていくのが権利だということです。学校において、それを達成していくために、じつは生徒会が必要となってくるのです。そこに『自治の力と信頼感』を高めていくヒントがあると思います。

これから始まる中学校生活の中で、人とのふれあいを通して、本当の自分の気持ちと向き合い、頑張りを素直に表現できる力をつけてほしいということ。71期生96名一人ひとりは違った考え方、習慣、個性をもっている。そんな違いを大切にしながら、一人ひとりが自分らしさを発揮し、それぞれの思いを重ね合わせることで、学年集団ができあがるのです。」ということ等を伝えました。

  新入生を代表して、Hさんから力強い誓いの言葉を、語ってくれました。

<誓いのことば(一部省略)> 

 

  私たちは、小学校生活の6年間で、保護者や先生方、地域の皆さんから助けを受けながら、多くの仲間と支え合い、競い合い、高めあうことの素晴らしさと大切さを学びました。その経験を胸に、人間として成長すると同時に将来の夢に向かって「なりたい自分になるための階段を昇りはじめる」ため、この学校で様々なことに挑戦し、頑張っていきたいです。

小学校時代からの仲間、私たちの入学を心待ちにしてくださった先生方をはじめ職員の皆様、私たちのよき手本となり、これまでの六中の伝統を築いてこられた先輩方、そしてこれから3年間共に過ごす新しい仲間たち…。多くの人に囲まれ、この学校で過ごせる3年間に期待と喜びで胸を大きく膨らませております。

私たち新入生一同は、歴史と伝統ある、豊中市立第六中学校の生徒として誇りを持ち、その名に恥じぬよう、実りある最高の中学校生活を送ることをここに誓います

 

それを受けて、生徒会のM会長より歓迎のことばを送りました。

<歓迎の言葉(一部省略)>

 

  六中生徒会では主に「仲間づくり」を大切にしています。そのため、中学校の行事の中で、学年の仲間や他学年の人たちと活動することがたくさんあります。生徒会活動がとても盛んで、毎週金曜日の朝には、「あいさつ運動」を行い、生徒会執行部が中心となって行う「生徒会朝礼」があります。また、7月、12月に行っている「花と緑の学校づくり」「クリーン作戦」では、いつもお世話になっている学校や地域への感謝の気持ちを込めてPTA、地域の方々と一緒に活動しています。これらの行事は、毎年、多くの六中生が自主的に参加してくれます。

「クラブ活動」では、仲間と共に一生懸命、楽しく活動しています。そこでは普段の授業では得ることのできない、学年の枠を越えた大きな仲間の輪を広げていくことができます。みなさんは、今日から六中生徒会の一員です。一日でも早く中学校生活に慣れて、みなさんが楽しい時間を過ごせるように、私たち上級生はサポートしていきます。新1年生96人を迎え、さらによい学校にしていき、たくさんの思い出をつくれるように、一緒に頑張っていきましょう。

 

 

生徒会認証式から

 

 

 

始業式にて

入学式を終えた、新入生71期生96名を新しく迎え、8日には3学年そろって319名でのスタートとなりました。それぞれ新しいクラス・学年となり、また新たな「出会い」の中で、スタートを切りました。始業式で伝えたこと(概要)を紹介します。

 新しい年度のスタートにあたり、みなさんと共に今年度取り組んでいきたい「学校スローガン」を紹介します。「自分をあきらめず 人とつながり行動できる力を ~『自治の力と信頼感』を高めあおう」としました。この学校スローガンについて、少し話をします。

  昨年六中校区の庄内小学校、庄内南小学校、千成小学校、そして第六中学校の先生方が集まり、六中校区の子どもたちには、小中学校の間にどんな力をつけていってほしいのかを話し合いました。

「自分に自信を持って、あきらめずがんばってほしい」「しんどいことでも頑張れる力をつけてほしい」「自分で考えて、見通しをもって行動できる力をもってほしい」「人とつながる力(思いやり・人のことを考える)をつけてほしい」「自分も他人も大事にできる心を」「当たり前のことができる力(あいさつ・返事・宿題)を」「自分の思いをきちんとした言葉で表現できる力を」等々、それぞれの先生方の思いがいっぱい詰まったメッセージがいくつも出されてきました。それをまとめあげたのが「自分をあきらめず、人とつながり行動できる力」でした。

これは、皆さんが社会に出た時、いろんな壁にぶつかっても、そこでへこたれることなく、自分の内にある力や可能性を信じ、前向きにチャレンジしていってほしいということであり、さまざまな考え方や価値観をもった人たちとも豊かなコミュニケーションでつながり、積極的に行動できる力をつけてほしいということです。自分の力というのは、今自分が気づいているもの一つではありません。とても多様なもので、いろんな人との関係の中でどんどん作られていくものなので、大いにチャレンジして新たな自分と出会っていってほしいと考えています。今年度は、このスローガンにある「力」をつけることを目標に皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思います。

そのためにも、昨年に続いて「自治の力と信頼感」を高め合うということを大切にしてください。昨年は、様々な行事や取り組み、そして毎日の生活のあり方をみなさん自身がしっかり考え、日々の活動を創っていこうと取り組んできたことと思います。それが、「自治の力」でした。つまり、自分たちの力で、自分たちの集団の力を高めていくということです。そんな「自治の力」をより高めて、「一人ひとりにとって居心地のいい、素晴らしい六中」を創りあげていってほしいと考えています。

 そして、一人ひとりの思いを受け止めていく中で培われていく「信頼感」が大切です。そのためにも大事なことは、ルールや規律をお互いに守っていくということです。人が集団の中で生きる限り、自己中心的な考えで好き勝手にやれば、深く傷ついてしまう人が出てしまうし、一人ひとりが居心地良く生活できるものにはなっていきません。「人とのつながりを大事にするということが、ルールを守っていく」ということになのです。それがまた、「信頼感を高める」ことにつながっていきます。

 また、皆さん一人ひとりに確かな学力をつけてほしいと考えています。そのためには、「授業」を充実したものにしていくために、授業規律を大事にしてほしいと考えています。授業をつくる主体は、当然のことながらみなさん自身です。「わかりたい」「学びたい」という気持ちを強くもって、「人の話や意見をしっかり聞き、じっくり考え、集中して授業に取り組む」ということが大切です。そんな取り組みを通して、「学んでいく力」を一人ひとりがつけていってほしいと思います。

 このスローガンを達成するために、それぞれが一人ひとりの思いを大切にした毎日の一つひとつの小さな積み重ねこそが、居心地のいい「安心して、共に学びあえる六中」に繋がっていくものと思います。

 これからの新しい学年・クラスで頑張って実践していきましょう。

 

 

  「出会い」と「別れ」がありました。

           ~着任式・離任式

 

 

 離任式では、六中生に対して「最後のメッセージ」をみなさんからいただきました。とても温かく、六中を誇りに、そして六中生の頑張りにエールを送っていただきました。

 

 …お世話になりました。

新しい職場でも頑張ってください。

 

…よろしくお願いいたします。