であいとつながりをもとめて

  「夏」を乗り越えて

~2学期に向けての一歩を~

 いよいよ明日で1学期が終了します。皆さんにとって、この1学期はどうだったでしょうか。11日から16日にかけて行われました「三者懇談」については、日程の調整等をしていただきありがとうございました。そこで話し合われたことで、1学期頑張ったことや成果についてはしっかり評価していただき、まだまだ課題だなと思われる面については、今後乗り越えていくために、助言等をしていただけたらと思います。

 さて、今年度のスタートにあたっての学校スローガンを「一人ひとりの思いを大切に 共に学びあう学校づくり ~『自治の力と信頼感を高める』ために~」とし、さまざまな取り組みをすすめてきました。

◆1 年

 「仲間って大切!~笑顔で支え合おう」という学年目標を掲げ取り組みをすすめてきた1年生。仲間のことを知り、力を合わせて取り組みをすすめるために、大事にしてきたのは「班活動」でした。中学最初の行事である校外学習では、準備から本番まですべて班で活動することに、最初は少し不安な気持ちをもっていた子どもたち。しかし実際やってみると、「みんな自分のことだけじゃなくて、人にもとても優しくて、なんか気分もよくなりました。」との感想のように、班のみんなと協力でき、楽しい充実した校外学習となりました。そしてそれは行事だけでなく、日常の授業等にも班活動が取り入れられ「学びあう学校づくり」にむけてすすんでいるものと思います。さて学習面では、どうだったでしょうか。中学になって初めて取り組んだ定期テスト。中間テストから期末テストへとだんだん難しくなってきたと感じた1年生。「学習貯金ノート」の取り組みはできていますか。「ちりも積もれば山となる」の言葉どおり、地道な取り組みがやがて実を結びます。夏休みでも、その気持ちを忘れずに取り組んでください。

◆2 年

 「いいな69期生 努力は必ず69われる」とのスローガンで取り組んだキャンプ。「バスレク係の人が頑張ってくれたから、みんなバスの中で退屈しなかったから、感謝の気持ちです。」「クラスレクを通して、クラスの絆が深まった感じがします。」仲間の頑張る力やクラス皆で盛り上げようとする雰囲気がとても感じられたキャンプとなり、「努力は報われた」ものとなったようです。そして2年生は、次に「自分の力を見つける」取り組みが始まっています。それは、2学期に行われる職場体験学習です。先日(3日)、それに向けた事前学習の一つとして、旅行会社(トップツアー)にお勤めの平野さんから「仕事をする中で何を大切にしているのか」をテーマにお話をしていただきました。そこでいくつかのキーワードがありました。「嘘はつかない」「時間は守る」「人のせいにしないで責任はとる」等、厳しい社会に出たときに求められる「おとなの力」です。それは、やっぱり学習面も含めて、今の生活の中での積み重ねが大事であると実感したのではないでしょうか。

◆3 年

 「最高学年としての自覚をもと! 笑顔のランプを灯そ! みんな頑張っていこ! 行動してこそ人は初めて変われるんだ!!」との学年目標を掲げ、3年生はスタートしました。そして中学生最大の行事ともいえる修学旅行。「やっぱりみんなと一緒にいて、本当に自分が楽しめるのが何よりうれしかった。」「クラスの人の違う一面が見れたり、苦手だと思っていた人も案外おもしろかったりしたので、自分は人の一面しか見ていなかったんだなと思いました。」というように、「仲間との出会い直し」もしっかりできたようで、「みんな笑顔の修学旅行」となったようです。そして「仲間の協力する力」をもって、次は最大の壁「進路」に挑んでいくことになります。進路学習もすでに始まり、さまざまな高校からオープンスクール・体験入学・学校説明会等の案内が続々と届けられてきています。そんな中、高校の先生が来られての出前授業を経験、そして先輩の体験に基づいた話を聞くなど、進路に向けては、いろんな人の話を聞き、さまざまな体験をする中で、「自分はどんな進路をとっていけばいいのか」を少しずつ考えていってほしいと思います。3年生にとっては最後の「夏」です。クラブ活動では最後の大会を悔いのないように、そして学習面では、自分なりにしっかり計画を立てて、「進路を獲得する力」をつけるために一歩一歩前に向けて進めてください。

充実した夏休みをひまわり

 さて夏休みに入ります。日常の学校生活とは違って、朝から夕方まで決められた時間に基づいて生活するのではなく、「自由度」が少し高くなり、自分でスケジュールを立てていく側面が出てきます。それだけに気を抜くと、朝起きるのが遅くなり、どうしても「だらけた生活」を送ってしまいがちになります。そんな時中学生の周りには、夏のさまざまな誘惑があり、危険な罠もいっぱい潜んでいることも考えておく必要があります。子どもには、「あんたのことは信頼しているけれども、でも心配なんだよ」とのメッセージを届けてください。そして、クラブ活動の計画はどうなのか、家庭学習の時間はどのようにとるのか、そしてこの機会にボランティア活動(家事手伝いも含めて)や自然体験活動等の取り組みをどうするのか。など、この「夏」をしっかり乗り越えていくための道筋を子どもたちと一緒に話し合ってみてください。保護者にとっても、普段とは違って、子どもと話し合うチャンスが多くなる時期だと前向きに考えてほしいと思います。

◆沖縄・豊中「平和大使」の交流

 沖縄市では、平和学習や交流を通して、平和の尊さやいのちの大切さについて学ぶことを目的に、各中学校に男女それぞれ一人の平和大使が選ばれています。そして今年は、豊中市と沖縄市が、兄弟都市を結んで40周年目となることを記念して、豊中の中学生との交流をすることとなりました。そこで豊中市では平和大使の募集を行い、40数名の応募があり、その中から9名が「平和大使」として選ばれました。六中からは西村菜緒さん(2-1)が選ばれ、7月28日~30日には沖縄への訪問、そして8月6~7日には沖縄から来豊され交流がすすめられます。豊中平和大使団として平和を祈る「千羽鶴」を沖縄の地に届けることになりました。