学校だより16号
であいとつながりをもとめて
新年あけましておめでとうございます。
昨年4月に、第六中の校長として赴任してきましたが、初めての地域だっただけに不安な思いと、また新たなところでの期待感等が入り混じったなかでの1年となりました。そんな矢先に「けが」をしてしまい、みなさんには大変迷惑をかけてしまいました。しかし、そんな中でたくさんの「やさしい声かけ」をいただき、地域の人の優しさや思いやりを実感することができ、「よし、ここで頑張れるぞ!」の思いを強く感じた1年でもありました。本当にありがとうございました。
さて、2015年の幕が開けました。今年は、なんといっても戦後70年目という年であり、また阪神大震災20年目という大きな節目となる年であります。私たちが、歴史の中で経験してきたコトを大きな教訓として、子どもたちに「何を」伝えていくのかが問われていく年となります。
Let It Go ~ありのままで~ 降り始めた雪は 足跡消して 真っ白な世界に ひとりのわたし 風が心にささやくの このままじゃ だめなんだと とまどい 傷つき 誰にも打ち明けずに 悩んでた それももうやめよう ありのままの姿見せるのよ ありのままの自分になるの わたしは自由よ これでいいの 少しも寒くないわ |
私たち大人に突きつけられているのは、まさに「子どもの人権」が尊重される学校・地域をいかに創っていくのかということであり、そこでの教育の役割の大きさを感じざるを得ません。
そんな中で六中の子どもたちも、やっぱりグレーゾーンの中で「本当の自分」を探して迷っている姿にたくさん出会います。学校全体としては、落ち着いた状況の中で生活している一人ひとりも、「なかなか自分に自信が持てない」「悩みを誰にも相談できない」といった中で、さまよっている面があると感じています。
昨年「子どもの権利と参加」というテーマのワークショップを受けた生徒会執行部の感想の中に、「ニュースでよく見る『いじめによる自殺』、これはやはりいじめに遭っている人が、そのことを周りの人に話すことができずに、どんどんため込んでしまったからだと思いま
昨年、小中合同研修会で六中校区の子どもたちにつけたい力として、「自分をあきらめず、人とつながり行動できる力」と確認されました。子どもたち一人ひとりに、そんな力をつけていくことを「六中教育」のひとつの方向性として、六中教職員は力を合わせて取り組んでいきたいと考えています。しかし、地域・家庭の協力なくしては達成できるものではありません。ご理解・ご協力をよろしくお願いします。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
学年の総まとめとしての3学期
さて、冬休みはどのように過ごしたでしょうか。「1年の計は元旦にあり」と終業式でも話しましたが、年の初めに自分なりの「目標や夢」をたてましたか。3学期は何といっても、今の学年のまとめ・締めくくりの学期となります。とりわけ3年生にとっては、中学校最後の学期となり、いい形で次のステージにつなげていってほしいと考えています。
そのためにも、自分の課題そして学年集団の課題としっかり向き合い、そこを乗り越えることで見えてくる「新たな世界」をぜひ実感してほしいと思います。
<当面の予定>
13日(火) PTA指名委員会
14日(水) 1・2年生 チャレンジテスト(大阪府)
1年=国・数・英
2年=国・社・数・理・英
15日(木) 生徒会専門委員会
16日(金) いのちと安全を考える日
全校朝礼=阪神大震災20年を迎えて
6限目=交通安全教室(2年生)
漢字検定
20日(火) ふれあい教育協議会
23日(金) PTA実行委員会
26日、27日 3年生 学年末テスト
27日(火) 3年生 私立高校出願
*(予告) 次年度以降、高校入試制度が大きく変わります。それに伴って、1・2年生の保護者を対象にした説明会を2月17日(火) に予定しています。