であいとつながりをもとめて  

新たな気持ちで動きだす

新年度がスタートして3週間がすぎました。年度初めなので、オリエンテーションに始まり、様々なところで新たな取り組みがスタートとなりました。全員が集まる機会もたくさんありましたが、落ちついた状態のもとで話を聞く姿勢ができていました。また、ときおり授業の様子も見に行きますが、おおむね集中して取り組むことができているように思います。一人ひとりの決意の表れを感じているところです。この気持ちをしっかり維持して、「共に学びあう学校づくり」にむけ、頑張ってほしいと思います。給食

中学校給食が14日より始まっています。初めての取り組みなので、「試行錯誤しながら」といったところです。給食の弁当はどうでしょうか。また感想を聞かせてください。給食をとるには、事前の申し込みに少し時間が必要なので、よろしくお願いします。給食にかかわって、なにかご意見・ご要望等ありましたらお聞かせください。

18日には、今年度初めての生徒会による「あいさつ運動」と「生徒会朝礼」がありました。朝早くから集まって、3か所(あいさつロードの入口、西門、正門)に分かれて元気よくあいさつをしていきました。西門の標識に「おはようの言葉で心が動き出す」と書かれてある言葉どおり、気持ちよく一日のスタートがきれたように思います。

生徒会朝礼は、残念ながら雨模様だったので、放送朝礼という形になりました。執行部役員や専門委員長等から、放送室のマイクの前で少し緊張気味に、でもしっかりと今年度の取り組みに向けての決意を語っていました。

24日には、クラブ集会がありました。新1年生にとっては、本格的にクラブ活動のスタートをきったわけです。先輩からの誘い込みに、「どのクラブにしようか」といろいろ迷いながら、クラブ見学や体験をする中で、「よし、このクラブで」と決めていったことと思います。先輩や仲間とともに、頑張って続けていってほしいと思います。ちょうど今の時期は、多くのクラブでは、「春季大会」ということで公式戦が始まっています。六中生の「一生懸命な姿」と出会えるのを楽しみにしています。

 

◆  学力・学習状況調査を実施しました

文部科学省による「全国学力・学習状況調査」(小6・中3)が、4月22日(火)に全国一斉に実施されました。六中については、ちょうどその日が「創立記念日」と重なったため、23日に実施しました。この調査は、学力や学習状況を把握・分析し、これからの教育活動に生かしていくことを目的に、文部科学省が実施するものです。教科は国語と数学の2教科で、基本的な知識を問うA問題と知識の活用を問うB問題、そして生活や学習の状況を聞く調査(アンケート)がありました。

昨年の学力・学習状況調査の結果からみえてくる六中生の課題と取り組みの方向性

「自分によいところがあると思いますか」の項目で全国・府と比べて低くなっています。

「普段、何時ごろに起きますか」の項目で、起床時間が府・全国より遅い結果でした。

「普段の授業で、自分の考えを発表したり、話し合ったりする活動」については、課題が見られました。一方で、「国語や数学の授業は好きで、分かる」との回答も多かったです。

しかし学力テストでは、とりわけ「活用する力」に課題が見られるとともに、無解答率がとても高いのが気がかりな点です。

また「家で、自分で計画を立てて勉強していますか。また予習・復習をしていますか」等の項目においては、全国や府と比べて著しく低い結果となっていました。

そこで本年度の取り組みとしては

本年度は、学力保障そしていじめ防止にもつながる取り組みとして、①わかりやすい授業の実践(居場所づくり)、②自己有用感を育むための活動の実践(絆づくり)を大事にすすめていきたいと考えています。(裏面の「学校いじめ防止基本方針」概要を参照)

それに合わせて「家庭学習の充実」を図ってきたいと考えています。

全国の結果からわかることでは、学習定着や学習意欲の向上には、「規則正しい生活習慣」や「家庭での学習習慣」(自分で計画的に学習をする等)の確立を図ることが有効であると分析されています。

学校の取り組みと家庭での取り組みをうまく結ぶことで、学力の向上につながっていくものと思います。学力調査の結果の公表は、9月ごろになると思われます。

 

◆  家庭訪問よろしくお願いします

来る28日より家庭訪問週間と位置づけ、子どもたちの家庭での様子や状況を聞かせていただく場の設定をさせていただいています。各学年とも担任を通じて、日程調整をさせていただいたことと思いますが、お忙しい中、時間をとっていただきありがとうございます。今年は「一人ひとりの思いを大切に 共に学びあう学校づくり」とのスローガンを目標に取り組んでいきたいと思います。上記にあげた「学力面での取り組み」、そして大きな社会問題ともなった「いじめ」防止にむけた人間関係づくりの取り組みを軸にすすめます。

昨年、国では「いじめ防止対策推進法」が制定され、いじめ防止等の取り組みの推進を打ち出してきていますが、第六中としても、「子どもの人権」が尊重される学校づくりにむけて、「学校いじめ防止基本方針」を策定しました。裏面には、本校の「学校いじめ防止基本方針の概要」を掲載しておきます。また何かの機会に詳しくお話しできればと考えていますので、よろしくお願いします。

家庭訪問の折に、担任が「家庭学習ハンドブック」等を持ってお願いや連絡をさせていただくと思いますので、よろしくご協力をお願いいたします。

家庭学習ハンドブック(学習のすすめ) 

家庭学習の習慣づくりのために、5教科(国社数理英)の勉強法や家庭学習でのポイント等について、家庭での学習をすすめるためのヒントとなることを各教科担任にまとめてもらった「手引き書」です。ぜひご家庭で、子どもたちと手にとって一緒に話をしていただき、家庭学習の一歩を大きく歩みだしほしいと思っています。