であいとつながりをもとめて

  2学期の取り組みすすむ

    ~前向きな姿勢の六中生~

 2学期は、さまざまな行事や取り組みが生徒会および各学年においてすすめられています。特に、「レベルアップ~自分たちから行動し、仲間とともに一歩ずつ」という今年度の生徒会スローガンを達成させていくために、前向きに頑張ろうとしている六中生の姿がそれぞれの所で見られています。

 1年生は、10月26日に班活動の一環としての校外学習に取り組みました。大阪市内のいくつかのポイントを各班で相談してまわっていく形をとりました。一斉行動というスタイルではなく、グループのメンバーで動いていく形なので、しっかりできるだろうかと実施する前は少し心配しましたが、それぞれの班で協力してやり抜くことが出来たようです。当日の見守りに、1年PTA学級委員の方々にお手伝いをしていただきました。ありがとうございました。ボランティア体験

 続いて取り組んだのが、福祉・ボランティア学習。「自分のやれること・できることをすることで、周りの人が喜んでくれる。そしてそれがまた自分の力になる。」これがボランティアであり、お互いにそんな思いで取り組むことで、やさしい町づくりにつながっていくことを少しでも感じてほしいと、市役所の地域福祉課との連携のもとで、「福祉・ボランティア学習」に取り組みました。まず11日には、学年全体で社会福祉協議会の勝部麗子さんからお話を聞きました。勝部さんは、じつは六中卒業生でもあり、以前NHKで放送された「サイレントプア」のドラマのモデルになった人で、「ひとりぼっちをつくらない」の思いから、高齢者の方や障害者の方々のつながりづくりをサポートされてきた人です。福祉とは、ボランティアとは、そしてやさしさとは何かを考える機会になりました。それを受けて、六つのグループ(震災ボランティア・絵本の読み聞かせ・手話サークル・若者居場所づくり・外国にルーツをもつ子どもへの学習支援・消防団)に分かれ、実際にボランティア活動をされている方からお話を聞きとっていきました。そして15日には、お話を聞いての感想を各グループで出し合い、まとめていく作業を行いました。その後、各班からの発表をし、交流をすすめました。ボランティアに対する考えや思いが、少し自分の中で変わったのではないかと感じました。まとめた壁新聞は、廊下に掲示しています。また来校した折に、見ていただければと思います。

 2年生は、10月25日から27日の3日間、36の事業所に分かれて職場体験学習に取り組みました。普段の学校生    

活とは違い、緊張した面持ちで始まった体験も、さまざまな人との関わりのなかで、少しずつ落ち着きがみられ、充実した3日間を過ごしました。たくさんの事業所の方からも、「六中生、とても頑張ってくれていましたよ。自分から積極的に動いてやってくれていました。」と声をかけていただくことが出来ました。子どもたちも、仕事の大変さや難しさを感じるとともに、感動する場面に出会ったり、達成感を味わったり、「たくさん心の中で『ありがとう』を言った3日間でした。」との声に象徴されるように、多くの気づきや学びがあったようです。職場体験学習の報告会は、12月7日(水)の5限目を予定しています。また、たくさんの方々に見に来ていただければと思います。事業所のみなさんには、本当にお世話になりました。

 3年生は、いよいよ進路選択に向けての動きが本格的になってきています。10月には二者懇談で担任の先生とじっくり話し、そして今保護者も交えての三者懇談を実施しましたが、いろんなアドバイスを聞きながら、しっかり自分自身で考えていってほしいと思います。受験は個人戦ではなく、団体戦であるといつも言っていますが、「勉強をしなければと思うがなかなか進まない」といった悩み等もお互いに解決策を考えるなど、70期生もそんな雰囲気が少しずつつくられてきているように思います。進路を目の前にしたとき、不安な気持ちや心のゆれがいっぱいある時期だと思いますが、仲間どうしでお互いの悩みを出し合い、支えあう中で乗り越えていってほしいと思います。

圧巻!ビブリオバトル

 昨年度から図書委員会が中心となって始められたビブリオバトル。1学期には、国語の授業で「本の紹介の作文」を全員が書き上げ、その中から選ばれた人が7月に「ビブリオバトル予選会」が図書館にてもたれました。そこで勝ち抜いた8名のバトラー(発表者)が、11月8日(火)体育館において、「ビブリオバトル本番」が行われました。たくさんの人の前で発表するのは、とても緊張したとは思いますが、これまで発表に向けて練習してきた頑張りを自信にかえて、みんなしっかりと語りきる姿がありました。どの本も、なんとなく読んでみたくなるような説得力のある語りだったと思います。また発表する側だけでなく、聞く側の姿勢も素晴らしく、一人ひとりの発表にしっかり耳を傾けている姿がありました。会場全体で、盛り上げていこうという雰囲気に包まれていたと思います。結果は、なんと大倉君の2連覇となりました。「自分の思いや考えをしっかり自分の言葉で伝えられる力」を六中生にはつけていってほしいとの願いが、このビブリオバトルの取り組みには込められています。そんな階段を一歩ずつ確実に上っていこうとする六中生の思いを感じる取り組みとなりました。見に来ていただいた地域・保護者の方々、本当にありがとうございました。


後期の活動方針確認~生徒総会

 後期の生徒会の活動方針及び活動内容を確認する場として、11月10日(木)には体育館にて生徒総会がもたれました。最初に、各専門委員会の活動方針等を委員長からしっかり発表していきました。それを受けて、各専門委員長に対して「具体的にどんなことをしていけばいいのでしょうか?」の質問に対しても、臆することなく全員がしっかり応えていく姿に、とても頼もしく感じました。その後執行部からは、生徒会スローガン「レベルアップ~自分たちから行動し、仲間とともに一歩ずつ」の意味を確認するとともに、しっかり実践していこうとの願いを込めた劇を披露していました。元気に、楽しく表現された劇のおかげで、前向きに取り組んでいこうとの空気が創られていったように感じました。ご苦労さまでした。

 

放水競技会で優勝 神崎川流域合同防災訓練

 11月13日(日)には、第4回神崎川流域合同防災訓練が、グリーンスポーツセンターで行われました。これは、神崎川の流域にある豊中市と大阪市の地域が手をつないで、大きな災害に備えて地域の防災意識を高め、その時に備えるために取り組まれている訓練です。当日はとてもいい天気のもと、消火器の取り扱いや消火訓練、心肺蘇生法などに熱心に取り組まれていました。そんな中で、可搬式動力ポンプ取扱い訓練の一環として取り組まれているのが、「放水競技会」です。この競技に六中生が参加してくれました。一昨年も70期生が参加して頑張ってくれました。昨年は雨のために中止となってしまったので、2年ぶりに2年生4名(大箸君、北野君、佐々木君、佐多君)が参加してくれました。

AETの先生が来られました

 今年度も11月1日から3月3日までの期間において、AETの先生が来られています。アメリカのカリフォルニア出身のカルバン先生です。これまでも、アジアのいくつかの国においても英語を教えてこられたやさしい先生です。六中生には、ぜひこの期間、積極的にカルバン先生とコミュニケーションをとり、英会話力を高めてほしいと思います。

また17日から、英語の非常勤講師として小山大智先生が、六中に配属されました。おもに1年生の英語の授業を担当していただくことになりますので、よろしくお願いします。

 

70周年記念事業準備委員会が発足

 豊中市立第六中学校は、来年度創立70周年を迎えます。

本校は、昭和22年(1947年)4月に、豊能郡庄内町立中学校として創設されました。その後、昭和30年(1955年)豊中市と庄内町の合併に伴い豊中市立庄内中学校となり、昭和34年(1959年)豊中市立第六中学校と校名が変更され、現在に至っています。この間、時代の変化と幾多の困難の中、地域の方や保護者の方々のご協力のもと、さまざまな教育活動を積み重ね、現在の六中を形作ってきたものと思います。

そこで、70周年という節目にあたり、これまで築き上げてきた伝統をふり返るとともに未来を展望していくために、記念事業の取り組みをすすめていきたいと思います。

そのために10月26日(水)には、現PTA役員団と学校評議員の皆様に集まっていただき「70周年記念事業準備委員会」を立ち上げました。

今後、この準備委員会を中心に協議をすすめ、70周年記念事業の取り組みをすすめていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

なお現段階において、「70周年記念式典」を来年4月22日(土)の創立記念日に実施していく方向で話し合いをすすめています。

 次回の準備委員会は12月19日(月)に予定していますので、何かご意見等ありましたら管理職までお寄せください。よろしくお願いします。

 

11月12日(土)の南部ブロックPTA研究大会には、たくさんの方に参加していただきありがとうございました。