11月6日号

人権講演会

 毎年10月に学校と豊島北公民分館・豊島北小校区人権協の3者が共催し、「ともに生きる社会」を目指して3つの人権講演会を行っています。今年度は、次のような講演を聴きました。

その1「聞こえないって どんなこと」10月17日(火)2・5年生対

 豊中手話サークルの井さんと向坊さんから、聴覚障がいのある方がどんな不便を抱え、周りの人たちが協力できることはどんなことかについて話していただきました。

 聴覚障がいは、他の障がいと違って街中で出会っても気付かれにくいです。もし、何か困っておられるのでは?と思ったら、手話・ジェスチャー・筆談など自分のできるやり方で「何かお手伝いしましょうか。」と声をかけてほしい。特に、災害時や電車が緊急に停車した時などは、周りで何が起こったのか情報が全く入らないので、とても不安になる。何が起こっているのか教えてほしいとおっしゃっていました。

その2「車いすで 街に生きる」   10月23日(月)1・4年生対象

 南桜塚小学校の中田先生から、電動車いすを使って生活しておられる毎日の生活の様子を映像や写真を交えて話していただきました。

 5年前、病気で寝たきり状態になられ、今も体にまひは残るものの教員の仕事にも復帰されたこと、電動車いすや車いすでの日常生活のあれこれ、そして、障がいがある人もない人も誰もが気持ちよく過ごせる社会をみんなで作っていくことの大事さを分かりやすく話してくださいました。

 障害は一人ひとり違うから、助けてほしい事柄も人によっても違う。何も聞かずにお節介を焼くのではなく、「どうしたいですか?」と相手の意向を尊重しながら手伝うようにしてほしいとおっしゃっていました。

その3「見えないって どんなこと」 10月26日(木)3・6年生対象

 点訳奉仕者の三上さんから、目が見えない人の暮らしの様子や、生活になくてはならない機械類、便利グッズなどの紹介をしていただきました。

 幼い頃の病気のため視力を失われた三上さん。「目が見えないことは不便だけど、不幸ではありません。私にとってこれが普通なので、『かわいそう』とか『大変ですね。』という言葉がけはちょっと違う。今日は、何でも質問してください。」と、子どもたちの疑問に答えてくださいました。また、日常使っておられる便利グッズなども見せていただきました。

 子どもたちは、猛スピードで点字で書かれた本を朗読されるのに驚いていました。

 人権参観と学級懇談

 10月31日(火)に人権参観と学級懇談会を行いました。各学年の授業の題材名(教材名)は、

   1年『ええところ』、2年『ドッジボール』、3年『わたしのもちあじ』、

   4年『いま どんなきもち』、5年『心の平和って』、6年『クラスの中の自分』

で、参観後に人権教育のとりくみの経過や最近の児童の様子などをお伝えしました。

今回はコロナ禍以降初めて、全校同時に授業参観や学級懇談を行いました。お子さまが複数名おられるご家庭にとっては慌ただしい日程になってしまいましたが、運動会に続いての学校行事で、何回もお休みを取っていただかなくてもよいように、全校一斉の形を取らせていただきました。悪しからずご了承ください。

 参観後の学級懇談にも多数お残りいただき、ありがとうございました。

タブレットの取り扱い方法変更について

 10月23日より、タブレット取り扱いルールを変更いたしました。詳しくは先日お配りした若草色のプリントをご確認ください。

基本ルール

1.タブレットは、付属品(充電器・接続コード・タッチペン)も含めて、家庭に持ち帰り、家庭の責任において保管をお願いします。充電は、各家庭において行ってください。

  ※不具合や故障については、学校までお知らせください。

2.タブレットは他の文房具と同様に毎日学校に持って来て、学習に使用します。

登下校の荷物が重たくなるので、国語・算数以外の教科書やノート類は、学校で保管します。

3.取り扱いルールに従って使用するよう、お子さまにお声かけください。

   ・タブレットは授業や家庭学習、連絡・健康観察などに使用する。

   ・登下校中、学童保育中は使わない。(学校と家の間はカバンの中に収納する。)

   ・直射日光下、水や砂などをかぶるような状況下では使わない。

   ・盗まれるような場所には置かない。遊びに行く時には持って行かない。

   ・授業や宿題など先生の指示が出ていない場合、写真や動画を撮ったり保存したりしない。また、写真・動画の投稿はしない。

    (情報モラルに準ずる。)

   ・長時間の連続使用はしない。(2時間まで)目を休ませながら使う。