6月16日号

6月           

 あっという間に6月も半ばとなりました。正面玄関の両脇にはアジサイが咲き乱れています。プール指導が今秋から始まって、いよいよ夏本番です。

 晴れていなくても蒸し暑さで熱中症になる場合もあります。毎日必ず水筒を持って来てください。水筒を忘れたり、飲み物が足りなくなったりしたときには、水道の水を飲んでいただきます。

ベルマークで購入していただきました

 昨年のPTA活動で集めていただいたベルマークは42000点余り。学級に配布するライトドッジボール18個、サッカーボール3個とバトミントンのシャトル4個を購入していただきました。大切に使わせていただきます。

 6月10日(土)に、PTA学級部員さんが今年度第1回目のベルマーク整理作業をされました。会社別、点数別に整理して数える作業はとてもたいへんです。暑い中長時間の作業、ありがとうございました。

写真の購入方法が変わります!

 豊島北小学校では、見本を廊下に展示し、欲しい写真の番号を注文袋に記入してお金を学校に届けてもらう方法で購入していただいていましたが、次回からはネット購入に変わります。インターネット上に展示されている写真をスマートフォン等で確認し、申し込みをして代金を振り込むと、写真が家に届くという流れです。

 いつでも・どこからでも写真が見られて注文でき、子どもに現金を持たさなくてもよくなります。関係者以外に情報が漏れないような安全対策もされています。詳しいことは、写真屋さんから届くお知らせをご覧ください。ネット注文は、修学旅行撮影分からスタートします。

お迎え下校訓練

 14日(水)、地震を想定したお迎え下校訓練を行いました。朝から雨が降ったり止んだり。天気予報とにらめっこの末、引き取り場所を運動場にして、集合をかけましたが、そこに無情の雨。急きょ体育館へ移動となりました。担当者の指示に従ってスムーズに行動していただいたことに感謝いたします。今後も、訓練を重ねて、臨機応変に分かりやすい指示が出せるよう工夫していきたいと思います。お忙しい中、多数ご参加ご協力いただき、ありがとうございました。

ヒロシマ修学旅行記 

 5月31日(水)~6月1日(木)6年生が修学旅行に出かけました。台風2号が接近していましたが広島は奇跡的に晴れていて予定通り実施できました。

1日目(5月31日)

 体育館での出発式を終え、マリンフードプール横からバスに乗車。横断幕の見送り隊にも手を振りながら出発しました。新大阪駅は、修学旅行生や団体旅行客でいっぱい。はぐれないようにするのが大変でした。さくら549号は、9時20分に発車。新幹線の中では、隣の席の人とカードゲーム等をして楽しく過ごしました。

 10時51分に広島駅到着。広島電鉄の駅は、修学旅行生の大行列で、20分ほど待って、ようやく電車に乗れました。原爆ドーム前で下車し、相生橋を渡って『原爆の子の像』の前まで歩きました。

 いよいよ平和セレモニーです。代表の言葉、黙とう、折り鶴奉納の後、『HEIWAの鐘』の歌を合唱しました。豊島北小の子どもたちの美しい歌声にひかれて外国人観光客の人たちが集まって来られました。平和への誓いの言葉でセレモニーが終了しました。記念撮影を済ませて、平和祈念館の地下の研修室で昼食をとりました。

 午前中は時々小雨がぱらつくことがありましたが、お昼過ぎから真っ青な空に変わり、少し汗ばむほどの陽気になりました。午後からは、ボランティアガイドさん9名にお越しいただき、グループに分かれて解説を聞きながら平和公園内に作られた数々の碑を巡りました。

 碑巡りの後は、青少年会館へ移動し、被爆2世の山岡美知子さんから原爆についての聞きとりをしました。山岡さんは、原爆投下の5年後にお生まれになったので、ご自身は原爆を直接体験されたわけではありませんが、周りの人たちから様々なお話を聞き、ご自身で資料を集めて作られた120枚ものプレゼンテーションを使いながら話してくださいました。

 なぜ原爆投下場所として広島が選ばれたのか、原子爆弾の仕組みや名前、爆弾がさく裂した時の様子、そのころの人々の暮らし…等子どもたちが理解しやすいように写真や動画などを使ってお話してくださいました。資料館でぜひ見てほしい資料など、調べ学習だけでは分からないことをたくさん教えてくださいました。

 最後に平和資料館に入りました。修学旅行生がたくさん来ていて、館内は大混雑でした。人ごみをかき分けて山岡さんから教えていただいた資料を見落とさないように見学しました。

 5時に平和公園を出発し、太陽に照らされてキラキラ輝く瀬戸内海を見ながら宿舎へと向かいました。バスの中ではDVD鑑賞。(これは、子どもたちを早く寝付かせるための秘密作戦です。)物語がちょうどクライマックスにさしかかったころ、グリーンピア安浦に到着しました。

 入舎式の後、すぐに夕食。瀬戸内海が見えるレストランで、おいしい晩御飯をいただきました。

 夕食の後はお土産&入浴タイム。3クラスが交互にロビーにやってきて、品物選び、支払いで大賑わいでした。ぱっぱと選んですぐ部屋に帰る子、なかなか決められずに悩んでしまう子、計算でとまどう子、せっかく買ったお土産を落としてしまった子、いろいろなドラマがありました。広いお風呂は10人余りで貸し切り。露天風呂、泡風呂、薬風呂など、いろいろなお風呂を楽しみました。

 班長会議が終わって、10時の消灯が過ぎると、どの部屋も静かになりました。11時になると、寝息がスースーと聞こえてきました。昨年の宿泊体験ではなかなか眠れなくて夜遅くまで起きていた子も、今年はしっかり寝つけたようです。昨年度、しんどい思いをしたことを思い出して早く眠ったのでしょう。朝早くから、乗り物を乗り継ぎ、様々なものを見学し、聞きとりなどをしてとても疲れていたことでしょう。ドキドキワクワクの旅、第1日目が終わりました。大きく体調を崩す子もいなくて、本当によかったです。

2日目(6月1日)

 朝、5時に見回りに行くと、まだどの部屋の子も眠っていました。6時半に起床の音楽が流れても、爆睡している子もいました。着替えて洗面を済ませて、朝食です。朝も左のような豪華メニューでした。

 片付けが合格した部屋から退舎式をするホールに集合。まだまだ眠そうな顔の子どももたくさんいました。宿舎のみなさんにお礼を言って、8時半に次の目的地に向けて出発しました。

 10時過ぎにみろくの里に到着。入場券と昼食券をもらって園内へ入場。記念撮影をした後、グループに分かれてアトラクションを回りました。絶叫系のアトラクションは少ないですが、どのアトラクションにもすぐ乗れるのがみろくの里のすてきなところです。何でも乗り放題の状態で、みんなワーワー、キャーキャー歓声を上げて、楽しんでいました。乗り物の合間にレストランで4種類のメニューから好きなものを選んで昼食をとりました。どのメニューにもソフトクリームがついていて、子どもたちは大喜びで食べていました。

 みろくの里の売店で、2回目のお土産タイム。1回目のお土産タイムで買えなかったお土産を買っていました。3000円をきっちり使い切った子もいました。

 1時半にみろくの里を出発して、帰途につきました。山陽道・中国道が思いの外空いていて、予定通り5時半ごろにバスの停車場所に戻ってきました。かばんの中には、家族や自分のために買ったおみやげがどっさり入っていました。そして、心の中にたくさんの思い出をつめこんで、学校に帰ってきました。

 

もりだくさんな2日間でしたが、全員が元気に旅が終えられたのが何よりでした。この1泊2日で学んだ平和のこと、集団行動のこと、友だちと楽しく過ごしたこと、おうちの人と離れて過ごして感じたことなど、いろいろなことを今後の生活に生かしてほしいと思います。ヒロシマで学んできたことを一生忘れないで、周りの人たちに原爆のこと、平和のこと伝えていってもらいたいです。