みなさくトピックス 第9号 ~子どもたちのつながり~
写真は、算数の時間に課題に取り組んでいる中で、早くできた子どもたちが、「ミニ先生」になって、頑張って課題解決に取り組んでいるところに寄り添い、ヒントが欲しい子にはヒントを伝えたり、わからないで困っている子には「ここは、○○だから、こうやってやったらできるよ」と教えたりしています。
この様子は南桜塚小ではよく見かける光景の一つで、南桜塚小の子どもたちは、友だちとのかかわりがとても自然です。もちろん、友だち同士でもめることもたくさんありますが、その分かかわりが多いことだと思っています。
先日、図工を担当している教員からこんな話を聞きました。
「休んでいる友だちが、次に来た時に図工のやり方がわからなかったら困るからということで、ある子がその休んでいる子のために作品の作り方をタブレットで動画を撮影したのです。私はびっくりしました。」
この話、どう思われますか。「人が人のことを思い、考える」ということが、子どもの自然な気持ちでできているのです。私は、この話を聞いて、胸が熱くなり、ぜひ、皆さんにも聞いてもらおうと思い、書きました。
集団生活の中で、うれしかったり、悲しかったり、傷つけたり、傷つけられたり、子どもたちの毎日は本当にいろいろあります。しかし、その一つ一つをどのように解決していくか、ここが大切なところだと私たち教職員は考えています。もっと大切なのは、子どもたち一人一人が何かあったときに「一人で抱え込まず、誰かに相談できる環境」を保障することだと考えます。
今後とも、学校と各ご家庭との連携を大切に、子どもたちを見守っていきたいと思います。
登録日: 2025年5月22日 /
更新日: 2025年5月22日