6年生 被爆体験伝承者講話

今回は広島より講師をお招きし、被爆体験伝承者講話を行いました。

講師の先生はお父様が1945年8月6日に広島にて被爆され、

ご自身はお母様のお腹の中で被爆した被爆2世です。

お父様が体験された悲惨な当時の広島の様子や、

当時の生活のご苦労などをお父様から聞き、

次の世代にそれを伝えることで、二度とこのような悲惨な戦争を起こさないように

平和の願いを込めて伝承者となって全国を飛び回っておられます。

子どもたちは真剣なまなざしでお話を聞き、

一生懸命メモを取りながら、当時の様子や人々の苦労に想いを馳せていました。

講話の後、質問コーナーとなり、たくさんの質問が飛び出しました。

 ・どれだけの学校にこのお話をされていますか?

  ➡昨年度までで、小、中、大学生に約150回ほど行っています。

   人数は1回がだいたい70名ほどだとして約1,000人の人に伝承してきました。

 ・小学校ではなぜ沖縄の戦争の学習をしないのですか?

  ➡(担任)これから学習します。

 ・なぜ当時の日本では「戦争はダメ」と言うと刑務所に入れられるのですか?

  ➡当時の日本は自由に意見が言えない国だった。国が統制しやすい教育を行っていました。

 ・わたしたちに特に次の世代に伝えてほしいことは何ですか?

  ➡日本には憲法があります。その中に戦争をしないと決めた条文があります。

   また戦争を起こすような日本になってほしくない。

   そのために、国のこと、世界のことに無関心にならないでほしいと思います。

 ・なぜあんな小さな爆弾に大きな威力があるのですか?

  ➡直径4m、重さ4トンくらいの爆弾ですが、

   中に入っているウランという核物質が互いに衝突することで核分裂が起き、

   大きな街を破壊してしまうほどの恐ろしい威力となります。

 ・アメリカ人の捕虜が広島にいることをアメリカが知らずに原爆を落としたのはなぜですか?

  ➡他県に捕虜収容所があったことはアメリカも知っていました。

   小倉や長崎にも捕虜収容所があったことで、広島の優先順位が上がったそうです。

   また、情報は今よりも外に漏れにくい時代でもありました。

 

 たくさんの核心に迫るような質問も出てきました。

 

 最後に担任の先生から

 「どういった視点で碑めぐりをすればよりよいでしょうか?」との質問に、

 「それぞれの碑の意味について、なぜその碑ができたのか、どういった背景があるのかを知ることが大切です。

  自分で調べたり、ガイドさんに質問したりしてみてくださいね。

 

と、アドバイスをいただきました。

最後に「これからは、あなたたちが伝承者です。今日聞いたこと、修学旅行で見聞きしたことを

ご家族などに伝えていってくださいね。」とおっしゃいました。

子どもたちも平和学習の中で学んだことを周りの人や次の世代にぜひ伝えて、

平和な世の中を自分たちの手でつくりあげていくようになればよいですね。

2週間後、広島に実際に行き、原爆ドームや碑めぐり、資料館などを見学したいと思います。

今年も大切なお話をありがとうございました。

ぜひ来年度もどうぞよろしくお願いいたします。