中間テスト初日の放課後、消防署から講師をお招きし、先生方で救命救急の講習を行いました。

採点などの仕事がある中、万が一に備えて先生方は熱心に講習を受けていました。内容は、胸骨圧迫・人工呼吸のやり方、AEDの使用方法についてです。ちなみに十七中のAEDは職員玄関横の壁に取り付けられています。

 

消防局の方に教えていただいた「救命処置の手順」は次のとおりです。「倒れている人を発見」したときから。

1.まわりの安全を確認(あわてて駆けつけない。360度安全を確認)

2.反応の確認(倒れている人の肩をたたき呼びかける)

→反応がない場合大声で人を集め119番・AEDの手配を依頼する

3.正常な呼吸をしているか確認(胸やお腹が上下に動いているか)

4.呼吸をしてない場合、胸骨圧迫(1分間110回前後のペース、深さ約5cm)

  ※絶え間なく押す!押したらしっかり戻す!

5.気道を確保する(頭を下げてあご先を引き上げる)

6.人工呼吸(鼻をつまみ軽く胸が膨らむ程度2回息を吹き込む)

7.繰り返し(胸骨圧迫30回、人工呼吸2回、救急隊員が到着まで)  

  ※人工呼吸ができなければ胸骨圧迫だけをおこなう

8.AEDがきたら(電源を入れ、音声の指示に従う)

 

実地訓練のほか、下のようなことを教えていただきました。

Q  学校では、呼吸停止や心停止が起きやすいのは、水泳の時間ですか?

  A  水泳と思われがちですが、実はランニング中が多い。これから寒くなる時期にランニングや長距離走をする機会も多いと思います。           これからの時期に備えて講習を受けることも大切です。