夏休みの図書館 めざせ!図書館の達人   おすすめ本

夏休みの図書館(写真1)

めざせ!図書館の達人2018(写真2)

学校司書 おすすめ本!(写真3)

 夏休みに入りました。今日も図書館は開館しています(写真1)。九中図書館では夏休み期間中10冊まで特別貸出しをおこなっていますので、生徒の皆さん、クラブの合間やらに図書館を訪ねてくださいね。さて、学校司書の先生のおすすめは、知的探究合戦「めざせ図書館の達人(写真2)」参加しませんかと「おすすめ本(写真3)」です。学校司書のおすすめ本なら期待はずれはありません?おすすめ本、お盆にゆっくり読んでみてはいかがでしょうか?ひとり10さつ2しゅうかん

 夏におすすめ めざせ!図書館の達人 

 学校司書の先生のおすすめ「めざせ!図書館の達人」とは何なのか?生徒同士の知的探求合戦を豊中市立の公共図書館でおこなうインテリジェンスなイベントだ。主催は、とよなかブッ クプラネット事業推進委員会という確かな組織がおこなっている。つまり、教育委員会がバックアップしてくれているから安心だ。ぜひ、九中からも出場してね、と思っていたら1チーム手をあげてくれた。その活躍は次回のHPにゆずりたい。

 夏におすすめ 図書館の達人が選ぶ本

 913サ『君と夏が鉄塔の上』賽助 ディスカヴァー・トゥエンティワン 鉄塔マニアの少年が主人公。中学校最後の夏休みに幽霊探しでつながった同級生の物語。登場人物たちが魅力的でさわやかな読後感を味わえます。913ム『海辺のカフカ』村上春樹 新潮社 15歳の誕生日を迎える前に、そしてできれば夏に読んでほしい1冊。あなたの心にきっと深いものを残すでしょう。 913エ『すいかの匂い』 江國香織 新潮社 夏に体験した「香り」をモチーフにした短編集。「匂い」によってふいに記憶を呼び起こされた経験はありませんか?こども時代のひみつの思い出が、鮮やかによみがえる短編集。913ツ『夜市』恒川亘太郎 角川書店 妖怪たちが様々な品を売る『夜市』で、弟と引き換えに「野球の才能」を買った少年。野球部のヒーローにはなったが、罪悪感は消えず、弟を買い戻しに再び「夜市」を訪れたが…。幻想的で切ないホラー。

914キ『こころ彩る徒然草 兼好さんとお茶をいっぷく』木村耕一 1万年堂出版 700年前に書かれた「徒然草」は、今でいうとブログのような、気ままなエッセーです。この本では、兼好さんが語りかけるように現代語訳されていて、「なるほど」「いいね」とコメントしたくなるような読み心地です。 
686ヨ『あなたの知らないおおさか「駅」の謎』米屋こうじ 洋泉社 JRや私鉄などたくさんの鉄道の路線が張り巡らされている大阪。路面電車の停留所も入れると、駅の数はおよそ500もあるそうです。この本では、たくさんある大阪の「駅」にまつわるエピソードが見開きでコンパクトに紹介されています。あなたが夏休みに利用する駅にも何か秘密があるかも? 486ヨ『素数ゼミの謎』吉村 仁 文藝春秋 夏休み前から、校庭でもうるさいほどセミが鳴いていますね。アブラゼミやミンミンゼミ、クマゼミでしょうか? そのほとんどが4~7年ほどを幼虫として過ごし、羽化して2週間ほどで寿命を終えるそうです。ところで、アメリカに、13年あるいは17年に一度だけ何億匹も大量発生し、数週間だけ泣きかわして死んでいく奇妙なセミがいます。なぜ幼虫時代がそんなに長いのか? なぜ13年と17年なのか?その謎に挑戦したのが、日本人科学者である著者です。科学って面白い!が実感できる一冊です。 209ロ『13.7億年の物語』クリストファー・ロイド 文芸春秋 宇宙が始まってから今日までの全歴史をまとめた本です。ビッグバンから生命の誕生、人類が生まれ、農耕牧畜が始まり、文明が生まれ、グローバル化し・・・。自然科学と歴史が1冊で学べます。たっぷり時間をかけて読んでほしい。読み終えたなら、学ぶこと、知ることは楽しいと思えるようになるでしょう。

 読み終えて 知的探求 夏休み