10月~11月に実施した3年生・5年生音楽科、「楽器の音を重ねて編集しよう!」の学習の様子を紹介します。

 リコーダー、鍵盤ハーモニカ、木琴、鉄琴、ピアノ、トライアングル、マラカス、カスタネットなど、児童が自分で選んだ楽器で曲を演奏し、GarageBand(Apple)に録音していきます。児童は、音楽室だけでなく、第2音楽室、廊下、渡り廊下、メディアセンター....自分が選んだ楽器を持って録音しやすい場所に移動し、最後は教室に集合して編集するという学習活動を設定しました。教室に帰ってくると、GarageBand(Apple)を活用して、音量・音質・響き・音の重なりを調整して、曲にしていきます。

 ではこの授業で、児童(3年生)がつくった曲を聴いてみましょう。(※下記リンクから聴くことができます。2025年3月31日までの限定公開です。)

★3年児童がGarageBandを使って録音・編集した曲

 まるで複数の人数で合奏したかのような作品を、3年生児童が1人で作ることができました。この後、児童らは、曲をアップロードして、お互いに曲を鑑賞し合う時、とても嬉しそうな顔をして聴き合っていました。曲を完成させるまでに、楽器の音を録音する、複数の音を重なりを意識して調整する、音声ファイルを変換する、変換した音声ファイルを指定されたフォルダにアップロードするなど、複数の情報活用能力を一体的に育成することができました。

 従来の音楽の授業では、みんなで一緒に演奏してその様子を録音することが多かったのですが、今回の授業では、児童一人ひとりが、音の重なりや響きを意識し、自分のペースで音楽を録音・編集することができます。また、児童が何回でも試行錯誤ができるので、より良い作品を作り上げようとする意欲も高まります。 1人1台タブレット端末ならではの機能を活用し、豊かな音楽体験を通して、児童の創造性を育むことができました。