4年生 「とよも」を活用して調べたいことに合った資料を集めよう!
4年生は国語科の「クラスの生き物図かんをつくろう!」という学習活動に取り組んでいます。児童が生き物を選び、その生き物に関する資料を集め、資料から必要な情報を引用しながらリーフレットを作成する学習です。この学習を進めるにあたって、1人1台タブレット端末に導入された豊中市学校図書館蔵書検索システム「とよも」を活用することにしました。画像は「とよも」を利用して児童が刀根山小学校図書館の蔵書を検索している様子です。動物を選んだ後、すぐにインターネット検索をするのではなく、まずは学校図書館の資料に当たり、引用する資料に見通しをつけてからまとめさせたいと考えました。
児童は初めて使うシステムでしたが、どうすれば自分が探している資料に出会えるか、検索方法を工夫していました。例えば、「イルカ」だけでは調べたい内容の資料が表示されないときは、「哺乳類 海」といったように、検索方法を工夫している様子が見られました。目当ての資料が見つかった児童は、教員が用意したQRコードを読み取り、資料名と出版社を入力します。下記の画像のように、「とよも」の画面と「Microsoft Forms」の画面を2画面表示にしながら入力している児童の姿も見られました。
次に、4年生の各児童が必要としている資料の情報を一括で集め、学校図書館司書に資料収集を依頼します。豊中市には全校に各1名の図書館司書がいるという強みがあり、これは他の市ではなかなか見られないことです。
情報収集の手段として、まず便利なインターネットを使うのは今の児童の生活経験からすれば自然なことです。しかし、図書館の資料から情報を収集すること、そして図書館には良質な資料があることも、児童が情報を収集する上で重要な手段であると学校では指導していきたいと考えています。
今週、児童1人ひとりが検索・依頼した図書資料の準備が完了しました。これから4年生の児童は、資料の引用方法を学び、引用した資料をもとにリーフレットを作成します。そしてリーフレットをまとめて「クラスの生き物図かん」として展示する予定です。その学習過程で、児童がどのような学び方を選び、身につけるか楽しみです。