4月25日と26日に、1年生は「タブレットびらき」(学校のタブレットを初めて操作)をしました。

 全国の小中学校に1人1台タブレットが配備されて4年目になり、本校ではタブレットも鉛筆やノートと同様、日常的な学習用具となりました。したがって、初めてタブレットに触れる1年生にも、実際に操作しながら、以下のようなモラルやルールを指導していきました。

 ①充電ケーブルをやさしく取り外そう。②パスコードは知らない人には教えないようにしよう。③使わないウィンドウやタブは閉じましょう。④カメラも学習のために使用します。⑤許可なく他人は撮影しないようにしよう。

 1つひとつの指導内容にどのような意味があるのか、1年生に分かる言葉を選びながら、担任とスマートスクール担当が伝えていきます。将来、これらのモラルやルールを、状況に合わせて柔軟に変更しながら、情報機器を扱うスキルを身に付けてほしいと考えています。

 その上で、国語科「なんていうのかな」(話す・聞く)の学習でタブレットを使いました。児童が絵を描いたり撮影したりしたものについて、ヒントを出しながらクイズを解き合う過程で、話し方や聞き方を学ぶ学習です。

 この日は、SKYMENUCloud内のカメラ機能を使って、クイズの素材を撮影しました。撮影した画像は児童1人ひとりのアカウント内にクラウド保存されます。自分が撮影したものが、どこに保存されているか、消去する方法はどうするかを学んでから、対象物を自由に選んで撮影しました。

 初めてのタブレットでの撮影に、児童はとても喜んでいました。「何枚撮っていいの?」「これも撮っていい?」と教員に聞いてくるので、「クイズに必要なら撮っていいですよ。」「他人が写っていないか確認して、写っていたら消そうね。」と返答していきました。

 本校の研究テーマは【児童が主体的に学び方を選びとる授業づくり】です。1人1台タブレットは、このような日常のカメラ撮影でも、何をクイズにするか・どう撮影するかなど、児童の選択肢を広げてくれます。モラルやルールを尊重しつつ、1人1台タブレットを活用して、児童が自分の学び方を選び、決められる学習の機会を提供していきたいと考えています。