1月22日(月)~24日(水)の三日間、本校はオンライン会議システム(CiscoWebex)を活用した授業参観を実施しました。

 約3年前の新型感染症の流行に伴い、様々な学校行事や参観等が中止・延期されていきました。しかしながら本校としては感染症対策を講じながら、少しでも日ごろの授業の様子を保護者に見ていただきたいと考え、オンライン参観をはじめました。全国的にもまだ前例が少ない取り組みであったため、教職員間で話し合ったり、技術的なことを学んだり、保護者アンケートを実施したりしながら、改善を試みつつ、毎年実施してきました。

 今年度、新型感染症の拡大流行が止まったのにも関わらず、オンライン参観を実施するのを決めたのは、これまでの保護者アンケートの回答内容が背景にあります。9割以上の方が学校のチャレンジを前向きに捉えていたこと、単身赴任で遠方にいる方や遠方の祖父母もオンラインで参観することができた、オンラインの参観の方が対面の参観よりも普段の子どもの姿を感じられたという回答が多数ありました。(保護者が多数来校されると緊張する子どももいるようです。)

 この画像は1月22日(月)の2年生・3年生の子どもたちの様子を配信している様子です。この3年間でオンライン参観に教職員も子どもたちもすっかり慣れました。

 

 こちらの画像はスマートフォンやタブレットで見える画面(保護者が視聴する画面)です。3点から撮影したり、移動カメラと定点カメラを用意したり、少しでも「ライブ感」が出るように工夫を重ねてきました。

 メディアセンターにはパソコンを複数台置いて「配信本部」とし、ミーティング全体のチェックを行っています。

 もちろん対面授業のように学級の雰囲気や子どもたちの現実をつかめない部分はあるかと思います。しかしながら、新型感染症拡大による学校休業等で得た経験やノウハウを活かし、1年に1回はこのような機会を設け、少しでも多くの保護者のみなさまに子どもたちの学習の様子を見ていただければと願い、実施しました。

 刀根山小学校の子どもたちの日常のがんばりを感じていただけたらなら幸いです。