大阪府教育委員会の事業で各市町村のいくつかの学校に「スクールエンパワーメント事業」が実施されてきています。その事業の一つで「スマートスクール実現モデル校」の指定を本校が大阪府教育委員会より受けることとなりました。豊中市教育委員会からも予算措置の協力も受けながらこの事業を進めていきます。この取組みは、個別最適な学びと協働的な学びを実現するため、一人一台タブレットを有効活用した教育活動と、情報活用能力育成のための指導の充実に取り組んで、子どもたちの学力を向上させることが狙いとなっています。取組を進めるためのコーディネータ的な教員定数が1名配置され、先日の学校だよりでもお知らせしましたが、梅川教諭が担当します。大阪府下20校のみ指定を受けており、豊中市内の小学校で指定を受けるのは本校が初になります。9月15日(金)に、大阪府下の教職員対象に公開授業を行う予定です。本校ではこれまで、校内のICT教育推進における体制(ICT・教科研究推進)をしっかり組み、東京書籍のタブレットドリルを全学年で活用したり、無理のない範囲で各学年が様々な形でiPadの活用を進めたりしてきております。この事業の指定を受けることで、何よりも子どもたちの「まなび」の充実をしっかり目指したいと思っています。

2年生生活科 デジタル公園マップを作ろう

2年生は、5月16日(火)と17日(水)に山ヶ池公園と刀根山公園に「公園たんけん」に行きました。一人一台の端末を持って公園に行き、遊具や設備、自然などを撮影しました。撮影が終わったら、担任やスマスク担当の先生から「公園の『思いやりポイント』を撮ろう」と指示がありました。子どもたちは、バリアフリーのトイレの表示や地域の方が育てている花壇のポスター、消火用のバケツなど、たくさんの『思いやりポイント』を見つけていました。

撮影のようす1撮影のようす2

18日(木)からは、教室で担任やスマスク担当の指導や、ICT支援員のサポートを受けながら「デジタル公園マップ」を作りました。Skyメニュー発表ノートに、①撮ってきた写真を貼る。不要な部分を切り取る。②線や図形を使ってポイントを示す。③付箋に気づいたことを書く。色分けして分類する、などの活動をします。①~③のスモールステップに分けて指導・支援することで、2年生全員が楽しく「デジタル公園マップ」を作りました。一人ひとりが完成したら、グループワーク機能を用いた交流など、協働学習のステージに入る予定です。「デジタル公園マップ」づくりを通して、ICT活用能力の素地を育み、いつも遊んでいる公園に興味をもって「見る目」を養いたいと考えています。

授業のようす1授業のようす2