5年生国語科「新聞記事を読み比べよう!~Microsoft Whiteboardを活用して~」

6月下旬、5年生はMicrosoft Whiteboardを活用して、国語科の学習を進めました。

Microsoft Whiteboard は、自分の考えを付箋に記入し、仲間分けをし、グループで共有したりする学習活動に適したデジタルコンテンツです。

まず5年生はWhiteboardの活用に慣れるために「夏のイメージマップづくり」から始めました。

教室の授業のようすWhiteboardの画面

児童は夏と聞いて思い浮かぶ言葉を付箋に入力し、Whiteboardにアップしていきます。Whiteboardをグループごとに共同編集ができるようにしてあるので、集まった言葉を種類ごとに分類したり、囲んだり色分けしたりすることができました。

 

このような学習を経て、国語「新聞記事を読み比べよう」の学習でWhiteboardを活用しました。この単元では、情報と情報との関連付けの仕方を理解し、文章と図や画像などを結びつけるなどして要旨を把握する力をつけることを狙いとしています。

教師は、写真をぬき取っておいたA社とB社の新聞記事を、Whiteboardに貼り付けて児童に提示し、「新聞記事にふさわしい写真を選ぼう」と課題を示しました。

5年生の子どもたちは、記事の内容(見出し・リード・本文)を根拠にして、Whiteboardの画像・付箋・矢印・図形などを操作・配置しながら、記事に適した写真を選んでいました。

考えたことを、1人1台端末をつかって友だちに発表している様子です。1学期から各授業で積極的に1人1台端末を活用してきた5年生は、端末を器用に使いこなして学習に取り組む児童が増えてきました。

班で発表しているようす班で発表しているようす

 

授業のはじめと終わりには、学級担任から説明・配布された評価基準シート(Microsoft Excel)をもとに、今日の学習は、何を目標としているか確認したり振り返ったりしています。Excelの表に〇や短文を入力することで、自分の学びの現在地を確認しやすくなりました。

担任が大型モニタを使って説明するようすExcelに入力する児童のようす

学級担任も評価基準シートをもとに、どの子どもがどこでつまずいているか、どこの部分がよくできているかを評価しながら、机の間を移動しています。

担任が期間移動をするようす

今回の国語科の取り組みは、大阪府学力調査:すくすくウオッチ「わくわく問題」(教科横断型・思考力や読解力に関わる問題)を参考にしました。

ICTを活用しながら、児童にとってわかりやすい形に教材をアレンジし、児童の学力向上をはかっていきたいと考えています。