3年生 国語科 Teamsを活用した効果的な音読課題・提出

本校では全学級でのSKYMENUCLOUDとタブレットドリルの活用を進めていますが、5月からはMicrosoftTeamsの全学級導入・利用を進めています。学年・学級によっては、音読の宿題提出の一部を、従来の「音読カード」(紙媒体)と並行して、Teamsの音読課題配布&提出機能を活用しています。

 画像は3年3組での音読指導の様子です。児童の半分がパソコンルームでスマスク担当と、半分が教室で担任と、Teamsを通じて1人1台端末に配布された詩「にぎりこぶし」(村野四郎)を見ながら、読んでいるところです。半分に分かれて音声を録音することで、より集中しやすい環境を設定しました。端末に記録された音声を担任に提出することができます。さらにこの日は自分が気を付けて読みたい部分に丸や線を入れて、Teams内で交流する活動も設定しました。一人ひとりがさらに目標をもって音読に取り組むきかっかけになればと考えています。

 この学級では、家庭学習の1つとしてTeamsによる音読課題の配布・提出をしています。担任が一人ひとりの音声を聴き、より良い音読にするために、Teamsの機能を使いコメントをしています。(※勤務の都合上、毎回はできません。)「先生からのコメントを参考にして、音読が上手になったと感じていますか?」とたずねると、多くの児童が手を挙げてくれました。教員が一人ひとりの音読をじっくり聴く機会は限られていましたが、ICTを活用することで個に応じた指導・支援が部分的に可能になっています。学校や授業の中で、音読の発表をすることが苦手な児童も、家庭であれば伸び伸びと音読ができるという効果もあり、まさに個別最適な学びの保障が見られる実践です。

 一人一台端末を活用した効果的な家庭学習の事例を創出し発信していくことも、スマートスクール実現モデル校のねらいと考えています。

教室のようす

Teamsの画面