【5年生 理科 ヒトのたんじょう】

5年生は、ヒトが生まれるまでの学習を理科で学んでいます。母体の中で母親からの栄養を得ながら10か月かけて大きくなるのですが、子どもたちにとってはヒトの誕生にどれだけの苦労があるのか実感はわきません。そこで、教員の工夫で、以下のような体験学習に取り組んでいました。

子どもたちのリュックサックに、砂袋3㎏(母体の中の赤ちゃんの重さ)を入れて、おなかの前で抱えます。

その状態を実感しながら、

●立ったり座ったりする。

●靴下をはいたり脱いだりする。

●階段を昇り降りする。

●寝ころび方、寝る姿勢、寝た状態から起きる。

以上のような動作を、「母体の赤ちゃんに影響が出ないように」を合言葉に、「腹筋に力を入れないようにしたり、息を弾ませないようにしたりしながら体験していました。

どの動作も、普段の子どもたちが経験している動きでは全くできない動作です。

例えば、靴下や靴の着脱にとても時間がかかることや、階段では足元が見えず、手すりを常に持ち、息が弾まないようにゆっくり昇り降りしなければなりません。また、あおむけには苦しくて寝られず、起きるのも横向きにゆっくりになる・・・。

この動きをお母さんは数か月頑張らなければならないことを知って、子どもたちは改めて「生まれてきたことへの感謝」や「お母さんのすごさ」を実感したようでした。