第59回卒業式を行いました。

卒業生に向けたメッセージをのせておきます。

 

式辞

59期生の皆さん、卒業おめでとうございます。

本日は、PTA会長ならびにPTA役員の皆様にご臨席いただいて

おります。ありがとうございます。

保護者の皆様、本日はご臨席賜りまして、ありがとうございます。

また、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

これまで、本校の教育にご支援、ご協力をいただき感謝申し上げます。

至らぬ点も多々あったかと思いますが、ご容赦いただき、59期生の卒業を、

ともに、心から祝福したいと思っております。

59期生の皆さん、今日は、皆さんが受ける七中の最後の授業です。

授業は、生徒と先生が双方向で作り上げていくもので、これから私は一方的に

お話をしますが、このあと、みなさんの成長した姿を、学んだ成果を、大いに

発揮して、今日一日の授業をつくりあげていきましょう。

振り返ると、みなさんの中学校生活は、新型コロナウィルス感染症という世界を

巻き込んだ大きな災害の2年間でした。

行事の中止や変更、学校休業や学級休業、部活動の制限など、落ち着いたかと思うと

新たな波が押し寄せてくる、そんな2年間でした。

今、収束に向かいつつあるようですが、世界的な収束には至ってはいない現状です。

この不安定な環境の中で、新しい生活様式を取り入れ、感染拡大を抑えるために、

様々なことに取り組んだみなさんは、本当によく頑張ったと思います。

自分自身をそして家族や友達をほめましょう。

不安定な環境といえば、みなさんが七中に進学した1年生から、みなさんの周りは、

不安定で厳しい状況にありました。

落ち着いて学習する環境や、クラスの中の人間関係、学年の先生との信頼関係など、

なかなか厳しいものがあったと思います。

私は2年生から皆さんを見ていますが、2年生の1学期から2学期にかけては、

普通の学校生活には程遠い、厳しい状況にあったと認識しています。

しかし、その中でも、皆さん方は、少しずつ自分たちの生活をよりよくしていこうと

取り組み、成長を感じるときがありました。

そして3年生になって、その力は大きく成長したと思います。

みなさんが主体となって、友達との信頼関係や、先生方との信頼関係を築き、

学年の雰囲気をより良いものしてきた、その力を自信につなげてください。

だれも切り捨てず、互いの違いを理解して、みんなで力を合わせれば、

だれもが安心して過ごせる環境をつくりだせる、大きな力が出ることを、

みなさんは学習しています。

新しいステージでは、新しい出会いがあり、初めて会う人たちとかかわることが

増えます。

みなさんが学んだことをいかして、より良い環境、だれもが安心して過ごせる環境、

互いが成長できる環境を作っていってください。

新しいステージに立つみなさん、自分の力を信じ、友達の力を信じ、

常に前を向いて進んでください。

うまくいかないことはたくさんあります。うまくいかない状況の中で、

じっくり取り組む、その力をレジリエンスといいます。

みなさんは十分身につけています。

私たちは、みなさんとは3年間しか関わることができませんでした。

しかし、これから一歩踏み出すみなさんを心から応援しています。

みなさんの家族もあなたを応援しています。

たくさんの人があなたを応援しています。

予測できないほど、楽しい未来があなたを待っています。

希望をもって、自分を大切に、周りの人を大切に、1日1日を大切に

過ごしてください。卒業おめでとうございます。

令和4年(2022年)3月15日