卒業式のお話
式辞
61期生のみなさん、卒業おめでとうございます。
本日は、大阪府議会議員、豊中市議会議員のみなさま、そして小学校校長先生、学校評議員のみなさま、地域団体のみなさま、
PTA役員のみなさまにご臨席いただいております。いつも学校を応援、ご支援いただき、ありがとうございます。
保護者の皆様、本日はご臨席を賜りまして、ありがとうございます。また、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
これまで、本校の教育にご支援、ご協力をいただき感謝申し上げます。至らぬ点も多々あったかと思いますが、ご容赦いただき、
61期生の卒業を、ともに、心から祝福したいと思っております。
さて、卒業生の皆さん、5月に新型コロナ感染症が5類に移行されました。制限されていた活動が少しずつ元に戻り、
今までの日常が少しずつ戻ってきました。行事や体験活動も積極的に実施することができました。
皆さんとの思い出といえば、まずは、沖縄の修学旅行ですね。
飛行機が離陸する前のあの緊張感、那覇空港に到着直前に右手に見えた青い海、思わず立ち上がりCAさんに怒られましたね。
そして平和公園での平和宣言、宣言の一部を紹介します。
私たちは自分の命や夢、希望を大切にすると同時に、すべての人が自分と同じように、大切にされるべき存在であることを理解
しなければなりません。すべての人に与えられる人権は、平等でなくてはならないのです。
宣言文はまだまだ続きますが、とても素晴らしい平和宣言でした。
堂々と、声高らかに宣言する皆さんの姿は本当に輝いて見えました。
もうひとつ、目標を決めて努力する姿です。3学期に入って、どの教室も真剣に学習に取り組んでいましたね。
私学入試が終わり、少し緩むかなあと思って見ていましたが、そんなことはなく、わからないことは教えあいながら、
真剣に学習に取り組んでいました。61期生の仲間意識というのでしょうか、きずなの深さを感じました。
先日の生徒集会で、後輩に向けて、平和学習、平和宣言を学年全体で取り組んだ意味の説明がありましたね。一部紹介します。
私たちは、それぞれの気持ちを共有したり、認め合ったりする中で、自分とは違った様々な視点を知ることが出来たり、
お互いの気持ちを分かり合う経験を沢山してきました。それらの経験が、61期の強みでもある繋がりとなったと思います
と話されていましたね。
世界では、いまもなお、紛争や戦争が起こっています。私たちが生活しているなかでも、人との関係をどう築いていくか
悩むことがあります。まずは、対話することです。すぐには解決しなくても、互いの折り合うところを探して、
互いの立場や意見を尊重して、話し合うことは大切なことです。
61期生のみなさんは対話することで、この素晴らしい学年を作ってきました。
今日、卒業式を締めくくる皆さんの合唱、楽しみにしています。
この街が好き、この街にある七中が好き。そんな思いで歌ってください。
この七中は2年後には新しい学校に再編される予定です。学校の名前は変わりますが、皆さんの頑張りは次の学年、
次の学校に受け継がれていきます。新しい学校になっても、いつでも顔を見せに来てください。
新しいステージに踏み出す皆さん、新しい出会いがあり、人とのかかわりが増えていきます。
みなさんが学んだことをいかして、より良い環境、だれもが安心して過ごせる環境、互いが成長できる環境を作っていってください。
私たちは、これから一歩踏み出すみなさんを心から応援しています。
みなさんの家族もあなたを応援しています。たくさんの人があなたを応援しています。
予測できないほど、楽しい未来があなたを待っています。希望をもって、自分を大切に、周りの人を大切に、
1日1日を大切に過ごしてください。卒業おめでとうございます。