二中生徒会執行部が設置している「目安箱」には、日々さまざまな意見が寄せられます。その中に「テニスコートの土が風で飛ばされてしまって、下の石がでてきている。土を足してもらえないか。」や「野球部の防球ネットの一部分が、下が開いている構造になっている。下の隙間からボールが抜けてしまって道路に出てしまうことがある。何とかならないか。」という学校施設についての悩み事が入っていました。執行部のメンバーは、リモート朝礼の場でそれらの悩みを紹介し、校長に施設改善について嘆願を行いました。どちらも危険を伴うことであるので、校長は「善処する」と約束しました。

テニスコートの土は無事補充できましたが、防球ネットは、50mというかなり広い範囲になるので、二中独自で購入するのは難しく、教育委員会に要望書を提出しました。結果「50mは難しいが20mならば」ということで、防球ネットが届きました。その後、学校用務員さんが二人でネットをていねいに結び付けて設置してくれました。ちょうど大寒波が西日本を襲っている時でしたので「手が凍えて動かない・・」と言いながら、一日がかりのお仕事でした。

今回2つのことが実現したきっかけは、生徒の皆さんが出した悩み事を、生徒会執行部が拾い上げて、学校に嘆願したことです。ただ、実際に実現するにあたって、皆さんが安心・安全に学校生活を送ることができるようにと、いろいろな人たちが力を尽くしてくれたことを、皆さんには心にとめておいてほしいと思います。