持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)と独ベルテルスマン財団が発表した「持続可能な開発報告書2020」のSDGs(持続可能な開発目標)達成度ランキングで、日本は166位中17位でした。「SDGs」は2015年9月に国連で採択された世界共通の目標です。17の目標と169のターゲットから成り、貧困削減やジェンダー平等、陸や海の生態系保全、再生可能エネルギーの推進、気候変動対策など、2030年までに世界の課題を解決することを目指しています。「地球上の誰も取り残さない」ことをスローガンに掲げています。二中の校内にも掲示しています。

 新型コロナウイルスが世界の経済や社会を大きく変えた今こそ、さまざまな分野で「持続可能な社会をめざす」必要性が言われています。ビジネスの世界でも、「社会課題の解決を起点にしたビジネスをつくり出そう」をいう動きが広がっています。これからテレワークや新しい旅行や外食産業の在り方など、大きな経済的・社会的なうねりが到来することが見込まれますが、経済、社会、環境の進歩を真にバランスよく実現する新しい開発のあり方をデザインすることを、私たちは迫られるでしょう。