今朝も8時から校門に立っていました。学校に入っていく生徒を見ていて、空っぽのタンクにエネルギーが少しずつ溜まっていくように感じました。挨拶を返す生徒たちの声も何気に元気です。また学校が稼働し始めたなぁと感じていました。

2学期は長い学期です。唯一と言える学校を挙げての行事、体育大会を中心に子どもたちを成長させたいと気合が入りました。

 

 はじめのうちはそうでもなかったのですが、8時10分を過ぎた頃、男子はそうでもありませんが、まだまだマスクが外れない女子がほとんどになってきました。こんなに暑いのに、通学途中は一人なのに…。体調も心配です。他人の目を気にしているだけなら外したほうが良い。職員朝礼で、教室で担任からそのことを伝えてもらうように指示しました。下手すると命にかかわります。そんな暑さなのですから。

 

始業式では、10月17日の体育大会、4年ぶりの学年体育大会ではない学校を挙げての体育大会に向けての校長としての思いを熱く語りました。しかし、このカメラ越しというのは、本当に手ごたえがない。話が終わってパソコンルームに集まっている表彰を待つ生徒らが拍手してはくれましたが、教室の画面越しにどれだけ伝わったのかいつものもどかしさを味わいました。

 

私の話の次に生徒会執行部の竹内くんが体育大会に寄せる自分の思いを話しました。偶然話題が被ったわけですが、完全にお株を奪われてしまいました。自分の言葉で話すことには私も少しばかり自信がありましたが、彼の方が言葉の力がありました。次回リベンジです。

 

大掃除、終礼が終わり、生徒指導のミニ研修があり、最後に職員打合せがありました。

冒頭、体育大会の総務(4人)から「体育大会に向けて」という資料が配られました。

 

その職員打合せで、9学級(3年生は10学級)という学年だけでもこの規模の学校で、学年体育大会のメリットもある中、なぜ様々なリスクを背負いながら学校を挙げての体育大会をしなくてはならないのか、熱く語ろうと思っていましたが、もう必要ありませんでした。それほどに語りたいことの全てがそこには謳われていましたし、総務として今後2か月をどういう思いで進めていくのか、その気概が伝わりました。

 

1学期末から徐々に進め、総務をはじめ、生徒会担当などは夏休み中も係の生徒と話し合いを深めていました。それでも今後進めていく中では、いろんなことが起きることでしょう。

起きてなんぼ、それを面倒くさがっていてはもう学校でないのかもしれません。

でも、こんなことを言っていると、「そんな考えだから、学校が今や、ブラック、昭和、やりがい搾取な職種なんだ」と言われてしまうのかもしれません。

しかし斟酌という言葉から目を背けて、コロナで失われた「祭り」の意味合いを大人も子どもも知らない間に理解するためにここは一丁強引に進めるのです。

 

次回は、体育大会の総務(4人)からの「体育大会に向けて」という資料を挙げたいと思います。思いを共有してもらえているというか、資料を読んで、引っ張っていってくれる人たちが、多くの同僚に対して、こうしてやっていきましょうと、現場で子どもに向ける視線の熱さ、温かさがとてもうれしかった、そんな初日でした。