不定期に甘えて今年度2回目のブログです。

校長として赴任が決まった時、「いまは発信の時代。アグレッシブに、積極的にホームページを活用していこう」と意気込んだものです。

しかし、考えすぎかもしれませんが発信というのは誠に難しい。

そもそも、誰が読むのだろう、ホームページを覗く人とはどんな目的の人なのだろう。

やみくもに対象を絞らずに何を書くのだ、などと思っているうちに筆が進まなくなりました。

他府県から転居を考えている人が覗くくらいだろうと思っていると、昔の教え子や古くからの友人が「見てますよ」と年賀状に書かれていて、またまたおいそれと書くわけにはいかぬと不定期に甘えてしまう次第。

 

ところが、此度、PTA広報誌『蘖(ひこばえ)』の紙面の片隅に「実は校長先生のブログが推しなんです!(たくさんのこぼれ話がホームページに載ってるよ)」とありがたく紹介いただいていました。

正直、ますますのプレッシャー。サボれないなぁというのが実感です。

だって、夏休みに登校してくる生徒までが、「先生ブログ見たよ、今日の試合のことを書いてね」なんて言ってくる。本当に困ってます。

 

実は、こういうグダグダの文章なら、書くことは嫌いではないのです。

担任をしていた時は、200号近く学級通信を書いていたし、そのうえ学年だよりを書いていた年もありました。

 

実は、今年度は、学級通信を書いている担任の先生に触発されて、『職員室 校長だより Voice』をおよそ20年ぶりに教職員あてに書いています。6月1日から始めて既に28号発行。ほぼ毎日発行です。この間、ブログをサボっていた言い訳としては、こちらに注力していたのでした。

 

内容は教職員に協力いただいている【私のトリセツ】。大規模校だから大勢いる一人ひとりの教職員の横顔紹介がメインです。普段話す機会のない先生や職員のみんながお互いにもっと人柄に触れられたらいいのかなという思いからです。

【私のトリセツ】には、

住んだことのある地域、

趣味や一度はやってみたいこと、

いまだから言える武勇伝や若気の至り、

ワークスタイルや知っておいてほしいこと、

弱みや苦手なことやイラっとすること、

これまでの自分の転機(ターニングポイント)、

メンテナンス方法(こんな時はこんなふうに接してほしい)、

認めてほしいことや指摘してほしいこととその方法、といったおよそ10項目を任意でできるだけ自筆で書いてもらってます。

『Voice』はそれにコメントを添えながら、校長として徒然に思っていることを書いています。

これが実に面白い。自己満足なのかはわかりませんが、その人の知らない部分に触れられるのは楽しいです。

それに、対象がはっきりしているので割と自由に書けるのが楽しいです。あくまで内向きが約束なので公表できないのが本当に残念な面白さなのです。みんなステキです。

 

さて、ブログも逃げられませんね。毎日、いろんな出来事があるわけですし、お叱りを受けることを恐れずに少しずつ書いていくとしましょう。【私のトリセツ】の提出も鈍ってきたことですし。