「後期生徒会役員選挙」
10月19日。2022年度後期の生徒会役員選挙がありました。
前回の生徒議会で会長以外の役職を統合する案が通ってから初の役員選挙です。
6人の役員を選出するところ、9人の立候補者がありました。一昨日に選挙公報が私の手元にも届いていて、「あなたが理想とする学校とは、どのような学校ですか」という質問に、一人ひとりが以下のとおり書いています。
〇各委員会が仕事を補い合い、生徒のために生徒会活動が活発に行われる学校。
〇学校に来る全員が自然と明日も楽しみになる場所であること。
〇長い休みが続いたとき、恋しくなるような学校。
〇多様性に富み、誰もがのびのびと生活することのできる学校。
〇一人ひとりが主役となり、安心して過ごせる学校。
〇生徒数が多い十一中には豊かな多様性があります。その一方で、一人ひとりの自分らしさが隠れてしまっているように感じます。 ➡ 「一人ひとりが《もちあじ》を発揮できる十一中」を作っていきたいと思います。
〇どうせできないよ。ではなく、できるんじゃない?! やってみようよ!とみんなが思えるような学校。
〇コロナによって、特に学年間の交流が減ったから ➡ 学年やクラスに関係なく仲が良い学校。 少しでも多くの人が過ごしやすいと感じる学校。
〇明るくてみんながあいさつをしあう学校。勉強や部活に思う存分打ち込める学校。みんなが自分に誇りを持てる学校。
〇他の人の趣味や好きなものを否定せず、尊重し合える十一中。男女関係なく仲いい学校。誰かが困っていてもみんなが助けるような安心できる学校。
〇先生ではなく生徒が中心になり、一人ひとりの小さな意見も聞いて、生徒全員が楽しく勉強でき、安心して学校生活を送ることができる学校にしたい。
「自然と明日も楽しみになる場所」、「恋しくなるような」、「多様性に富み、誰もがのびのびと」、「安心して過ごせる」、「一人ひとりが《もちあじ》を発揮できる」、「やってみようよ!とみんなが思える」、「勉強や部活に思う存分打ち込める」、「自分に誇りを持てる」、「他の人の趣味や好きなものを否定せず、尊重し合える」…彼ら彼女らが使っている言葉に感動しました。
当選した人も残念だった人も、教職員も一緒になって、この言葉を大切にしていきたいと思いました。学校とはそういうところですよね。
中央玄関に掲示された開票結果を見ていると、用務員さんが近寄ってこられて、「落選した子をわざわざ出す必要はあるのでしょうか!? これっていつまで掲示されるんでしょうね、僕が落選したこの子だったらつらいなぁ」と語りかけられました。
「目から鱗」でした。開票結果はこうやって掲示するものだという思い込みがありました。
「私から担当している先生にお話しすることは簡単ですが、できたら直接お話をしてみてもらえませんか」と用務員さんに返しました。「仕事は違えどみんなこの学校の教職員なのだから」と。彼は微笑んで「そうですね、わかりました」と快諾してくださいました。