学校だより てきたっ子1月20日号
1月20日号
あの日から28年
1月17日、6434人が亡くなられた阪神淡路大震災から28年を迎えました。神戸の街は見事に復興し、震災の傷跡はどんどんなくなり、当時のことを知らない世代が増えています。しかし、震災でご家族を亡くされたり、家や仕事を失われたりした方など、あの日を境に人生が大きく変わられた方の心の傷は時が経っても癒えることはありません。
震災を体験した私たちがしなくてはいけないことは、教訓を後世(子どもたち)に伝え、今後の災害に備えて危険を1つでも多く取り除いていくことだと思います。【もし、大きい地震が起きたらどうするのか】について日頃から家族みんなで話し合い、非常持出品や救援隊が来るまでの約3日間に必要な物資の備蓄をしておく・家具の転倒やガラスの飛散を防ぐ設備をしておくなど、できることから始めていきましょう。
避難訓練
18日(火)、『地震が発生した』という想定で訓練を実施しました。1学期の『不審者』、2学期の『火災』に続いて3度目ということもあり、スムーズに避難できました。2学期の訓練では、集合した後、おしゃべりや砂遊びをしていた子どもがいましたが、今回はお・は・し・もを守って行動できました。1年のうちで最も寒い時期でしたが、訓練の時間帯は日差しもあって、少し暖かくてよかったです。
地震はいつ起こるか分からない災害なので、こうして訓練を重ねて安全に避難する方法をしっかり身に付けておきましょう。避難するときには、『身近にあるもので頭を守ること』『割れたガラスから足を守るために必ずくつやスリッパなどをはくこと』『寒い時期なら逃げる時に温かい上着を羽織ること』を忘れないでください。また、避難する途中で二次災害に巻き込まれないように建物や倒れてきそうなもの、落ちてきそうなもののそばには近寄らないようにしてください。
訓練の時子どもたちに、「今日帰ったら、もしも地震が起こったら、どこに避難する(集まる)のか、お家の人と話し合っておいてください。」と話しましたが、話していただけたでしょうか。家族の命を守る大事なことですので、ぜひ、この機会に話し合ってみてください。
残念なニュース
校区内の方々から、登下校中・放課後等の子どもたちのいたずらについていろいろご連絡をいただいています。子どもたちが地域のみなさまにたくさんご迷惑やご心配をおかけして申し訳ございません。二度と同じことを繰り返さないように学校で指導していきますが、おうちでも、危ないことやほかの人の迷惑になることをしないよう、声かけをお願いいたします。また、何かありましたら学校へもご連絡いただけたらと思います。
その1 駐車場のポール:学校近くのコインパーキングに設置されている事故防止のためのオレンジ色のポールを蹴ったり踏んだりして破損させ、これまでに何度も交換を余儀なくされている。
その2 学校のかさの投げ込み:雨の時に学校で借りた「てきた」とシールが貼られたかさを登校途中によその家に投げ込む。
その3 ピンポンダッシュ:用事もないのによその家の呼び鈴を何回も鳴らして逃げる。
その4 防犯ブザーのいたずら:登下校中に、緊急事態が起こっているわけでもないのにブザーを鳴らして遊ぶ。
その5 道路への飛び出し:登下校中や放課後に道路上で鬼ごっこや追いかけ合いをしながら歩いていて、自動車や自転車の前に飛び出す。
その6 家庭菜園の野菜の引っこ抜き・花壇の踏みつけ:丹精込めて育てておられる畑や花壇に入って野菜を勝手に抜いたり、種まきをされたところを踏んだり、雑草をまき散らしたりする。水やり用のホースを移動させたりもしている。
その7 マンションの駐車場でおにごっこ・マンション侵入:オートロック式のマンションに入り込んで遊んだり、マンションの駐車場で鬼ごっこをしたりしている。入ってはいけないフェンスの中に入っている。注意されてもやめない。