令和4年(2022年)6月21日号 その4

ヒロシマ修学旅行記 その3

6月9日(木)

 午前4時半過ぎに目覚めた部屋もありましたが、他の部屋は爆睡。6時半の起床の館内放送で起きた子どもも何人かいました。朝食まで30分。大急ぎで身支度を整えて、朝食会場へと急ぎました。

 朝食もご当地メニューのオンパレード。メニューにあったがんすというのは、広島弁で「~です」を意味する「がんす」からきています。広島の名物魚肉練り製品で、魚のすり身に野菜のみじん切りを混ぜ、パン粉をつけて揚げたものです。そのガンスを挟んだバーガーあり、パスタあり、ごはんありで、朝からもりだくさんでした。

 朝食後は、荷物の片づけと部屋の掃除。さっさと片付けているけれど片づけ方が雑な班、時間はかかっても丁寧な班、いつまでたっても片付かない班、自分の荷物がどれか分からなくなった班…班によって様々でした。最終点検の合格が一番早かったところと最後までかかったところでは20分近くの差がありました。

 バスで約1時間半走って、みろくの里に到着しました。乗り物のフリーパスと食事券(ミールクーポン)をもらって、班活動開始。まだほかの学校が到着していなかったので、貸し切り状態。20余りの乗り物をどれでも待ち時間なしで乗れました。乗り物に乗っている時にフリーパスとミールクーポンをなくしてしまい、再発行してもらった子がいましたが、後は、たいしたハプニングもなく無事にアトラクションなどを楽しめました。

 昼食は、レストランがすいている時を見計らって、班ごとに4つのメニューから1つ好きなものを選んで食べました。子どもたちには、カレーセットやから揚げセットが人気でした。

お土産も、乗り物に乗る合間に時間を工夫して買っていました。中には、「おこづかいの残りが20円。」と言っていた子もいました。買い物袋を買わなくてもいいようにエコバックも自分で用意していて、3000円のおこづかいを上手に使っていました。

午後1時にみろくの里を出発し、大阪へと向かいました。山陽自動車道は交通渋滞もなく、予定通りに途中休憩をして、宝塚インターまで戻ってきました。中国自動車道は工事で渋滞していたので、宝塚からは一般道に下りました。夕方のラッシュの少し前だったので、スムーズに帰ってくることができました。 

 

お土産でふくらんだかばんを抱えてみんな元気に学校まで戻り、解散式を行いました出発前に話した、①平和について学ぶ ②集団での生活を学ぶ ③すてきな思い出をつくる という3つのめあてを見事に達成したすばらしい修学旅行でした。