10月13日号

 

学習の秋 

 急に秋が深まりました。ついこの間まで暑さの心配をしていたのがうそのようです。過ごしやすい季節になりました。ここからは学習に集中していきましょう。学校での授業や宿題はもちろんのこと、自分でこれをやってみようと決めて進んで学習をしてほしいと思います。昨日よりも今日、今日よりも明日と自分の力を高めていきましょう。

 8月末から9月初めにかけて全校児童に配った『自習ノート』。9月22日までに21人が使い終えたことをお知らせしましたが、その後も続々と増え、10月11日現在でさらに14人増えました。この調子で、どんどん取り組んでほしいです。

読書のすすめ

 秋の夜長には読書もおすすめです。今年度館内の図書を整理して、探したい本が見つけやすくなるようにレイアウトも変更しました。また新たに購入した本もたくさん届いていますので、ぜひ、図書館に本を借りに来てください。

 私が子どもの頃、祖父が私設のミニ図書館を開いていた関係で、大阪府の移動図書館から毎月50冊ずつ本を借りていました。私はその本をみんなに貸し出す前に読むのを何よりも楽しみにしていました。それ以降今日に至るまで数えきれないほど多くの本からいろいろなことを学んできました。今は、テレビやインターネットからの情報があふれていますが、読書のように想像力を高めたり、ものごとをじっくり考える力を高めたりすることはできません。

『本は心の栄養』とよく言われます。読書は子どもにとって大事な『栄養』ですので、この機会にぜひ本に親しませていきましょう。最初は簡単な内容のものからスタートして、読書の楽しさを感じてほしいと思います。

早すぎます!

 毎朝7時半過ぎに登校してくる子どもがいます。多い時には8時前に教室の前に4~5人集まっていることもあります。さすがに最近は減りましたが、それでも数人は見かけます。学校の約束では、登校は8時10分~8時25分となっています。この時間帯より遅くなるのは困りますが、早すぎるのも困ります。登校の時間帯には南門には警備員さん、北門には校長が立ちますが、さすがに7時半過ぎには無人です。また安全のため教室の鍵は8時10分にならないと開けられませんので、早く来ても廊下で待ってもらうことになります。特別な事情がある場合は相談に乗りますが、それ以外は、8時よりも早く来ないようにしてください。

秋の日はつるべ落とし

 10月に入って、日が暮れるのがずいぶん早くなりました。昔から『秋の日はつるべ落とし』と言われる通り、暮れ始めるとつるべがストーンと井戸の中に落ちていくように急に暗くなります。学校の最終下校は4時30分ですが、冬場は遅くとも4時15分までには教室を出るように指導していきます。

 このところ、あんまちメールで声かけ事案発生の情報が毎日のように届いています。薄暗い中、一人で遊んでいたり、一人で歩いていたりすると恐ろしい事件に巻き込まれる危険性が高まります。お友だちの家や公園などで遊ぶ場合も4時を過ぎたら家に向かって出発するようにしましょう。

芸術鑑賞会

 11日(火)、豊中市を拠点に演奏活動をされている蓮風さんという和太鼓集団のみなさんをお招きして、和太鼓の演奏を鑑賞しました。

 長胴太鼓(宮太鼓)、桶胴太鼓、締め太鼓、皮の部分の直径が1m以上もある大太鼓……太鼓だけでも大小さまざまで10基以上、他にも太棹三味線、細棹三味線、篠笛、尺八も登場しました。どの曲も迫力満点。太鼓の音は、ずしんずしんと体じゅうに響きました。

 演奏の合間には、和太鼓には欅などの大きな木と牛や馬の皮が、三味線には紅木などの木と猫や犬・蛇の皮が使われていること、和楽器のほとんどが植物や動物の命をいただいて作られていることに感謝しその思いを演奏で聞く人に伝えていること、聴いてくれる人の拍手や歓声に励まされてさらによい演奏をするために体を鍛えていることなど、楽器や演奏者の想いについてのお話も聞きました。

  低・高それぞれの公演の最後には、クラス代表による演奏体験コーナーもあり、蓮風のみなさんとのセッションもできました。体育館の入り口には、太鼓や三味線の構造がよく分かる展示コーナーも作っていただいていました。※この鑑賞会の費用のうち10万円は、PTA会計から補助していただきました。ありがとうございました。