避難訓練(10月19日)
避難訓練(10月19日)
本日、15時より避難訓練を行いました。
はじめに、教室で担任の先生から避難経路の確認や避難方法などの説明がありました。
15時10分、教頭先生の校内放送で訓練開始。
生徒指導主事の先生の指揮で、校舎内にいるすべての生徒が無事避難できました。
避難訓練の最後に、みなさんに話をしました。以下は、話の内容の一部です。
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今日の避難訓練は、おさない、走らない、しゃべらない お・は・し とよく言われている守るべきことができていた訓練だったと思います。非常によかったと思います。
訓練では通常、みなさんが何分で避難できたかと時間を計りますが、今日は、避難経路をしっかりと確認することを目的とし、外に出てからも走らない訓練だったので、時間については速さを求めずの訓練でした。ただ、本当に災害が起きたときは、安全な場所にでたら、急いで逃げるための判断と行動は必要になります。
さて、避難訓練は、私が子ども時代もこうして学校で行っていました。子どもの頃の記憶を振り返ると、家の近くに、町の中で一番大きい病院がありましたが、そこでも病院をあげての訓練が行われていました。また、毎年、9月の休日には、町内会をあげての訓練がありました。
十七中校区の地域でも、毎年地域の防災訓練が行われています。
ふだん私たちは、人工的な空間に囲まれて生活をしているため、自然の怖さにふれる機会が少ないです。地震などの自然災害は、いつ・どこで起こるかわかりません。実際の災害時に、判断・行動ができるようにするためのシミュレーションをし、慌てず、避難するための訓練が重要です。
発生を防ぐことができませんが、日頃からの備えにより、災害を最小限にすることが大切です。これが「減災」という考え方です。今日の避難訓練もこれにあたります。
さて、最後に3つみなさんに伝えます。
一つ目、「防災」は何のためにあるのか。それは助かるためです。命を守るためです。訓練の目的も同様です。
二つ目は、災害について考えるときに、他人事ではなく、自分事と考えてください。他の人に起こっていることは、自分にも起こりうることとして考えてください。こんなとき、自分だったらどうする、と普段から考える習慣があることは、あらゆる場面で必要な力だと思います。
三つめは、「防災」について家の人と話をしてください。おうちの人と、普段から話したり、準備をしていることもあるかと思います。今日は、学校にいるときの避難訓練でしたが、災害は、休みの日、深夜、学校以外の場所でも起こる可能性があります。この機会に、家の人と一緒に考えてください。