7月4日(木)中国・四国修学旅行『この旅のその先にあるもの』
修学旅行2日目 豊中市立第十三中学校 46期生 平和への願い そして世界遺産散策へ
豊中市立第十三中学校 46期生 平和宣言
平和宣言文
私たち豊中市立第十三中学校46期生は、ヒロシマに修学旅行に行くにあたり、4月から様々な平和学習をしてきました。今日は、これらの学習の集大成として、このヒロシマの地、「原爆の子の像」にやってきました。
私たちは、今から79年前このヒロシマの地に「なぜ原爆が投下されたのか」について、様々な見方があることを、ある一冊の本を通して知り、深く考えてきました。原爆の悲惨さを十分に理解していたにも関わらず、多様な人種の人たちが、それぞれの「原爆投下」に関する想いを語り、私たちは事実を知ることで「本当の正義とは何か」「平和とは何か」ということに、強く心を揺さぶられました。
この学習を通して、立場や信条の異なる人間同士が、互いの違いを認め、差別や偏見をなくし協力しあうこと、また葛藤の中にあっても、物事を多面的に見て、理解できる力を持つこと、そして共感しあうことが、平和に繋がることを強く学びました。
原爆死没者慰霊碑に刻まれている「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」の主語は、私たち日本人だけでなく、人類を指すのだと思います。
戦争は、私たち人間が為す、最も愚かな行為です。しかし、私たち人間は同時に、この愚かな戦争を失くす力も持っています。事実を知り、目を背けず正しく学び、戦争の悲惨さや残酷さ、恐ろしさを、未来へ伝え続け、二度と同じ過ちを犯さぬよう、努めなければなりません。また、現代社会におけるいじめや差別、殺人、これらもすべて戦争に繋がる行為です。犯罪やいじめも、戦争と同じ、人々の悲しみの根源となるからです。
私たちは、自分の命や夢、希望を大切にすると同時に、すべての人が自分と同じように、大切にされるべき存在であることを、理解しなければなりません。すべての人に与えられる人権は、平等でなければならないのです。このような人権意識を、一人一人がしっかりと持つことは、戦争を失くしていく、大きな力になると、私たちは信じています。
しかし、未だなお、世界では戦争が続いています。小さな利益と引き換えに、信じられないほどの損害と悲しみが生じるのが、戦争です。人々が助け合い、支え合い、安心できるような社会にしていくために、私たちは何が出来るのか、しっかりと考え、全力で努めなければならないと思います。
今、世界で唯一原爆が投下されたこの国で、私たち豊中市立第十三中学校46期生は、一人ひとりがしっかりと人権意識を持ち、決して人を傷つけず、互いを認め合い、今ある生活に感謝の心を忘れずに、これからの人生の一日一日を、一生懸命生き抜くことを、ここに誓います。
2024年 7月4日 豊中市立第十三中学校 46期生 一同
平和記念公園・平和記念資料館
広島平和都市記念碑前で添乗員さんから、この記念碑のことやG7広島サミットで各国の首脳がここで献花をしたことなど丁寧にお話しくださり、熱心に耳を傾けていまました。
平和記念資料館では、初めての来館ではない生徒も多かったと思います。しかし、その時とは違い、中学3年生として、また平和学習に取り組んできたことも含めて、成長した自分が、数々の展示資料をしっかりと見つめる姿から伺えました。
限られた時間の中でしたが、じっくりと展示資料に見入っている姿からは、昨日の大久野島でのフィールドワ併せて、平和について多面的に考える機会になったことは違なかったと感じました。
宮島散策
宮島に到着後、クラス写真や国宝・世界遺産の厳島神社を見学した後、班ごとの散策を開始しました。この日も思っている以上に暑かったので、班の中での会話は「アイス食べに行こうやー」、「暑いし涼しいところ行こう」など、暑い中でもそんな楽しそうな声が多く聞かれました。
3時間ぐらいの時間でしたが、集合場所に集まってくるときには、それぞれが気に入ったお土産を抱えながら、とても良い笑顔で「これいいやろ」、「何買ったん?」などと楽しそうに話していました。暑い中でしたが、充実した時間だったようでした。
学年レクリエーション in しまなびビレッジ
学年レクリエーションの前に、入館式を行い、その後夕食でした。入館式では、十三中生の代表が、館長さまにしっかりとあいさつをしてくれていました。
夕食の後は、学年のレク担当の皆さんが中心となって、学年レク・クラス対抗の借り人競争(借り物競争の人をテーマにした)を行いました。結構長時間やり続ていましたが、疲れも見せず大いに盛り上がっていました。また最後には、男子の体育の授業で行っていたダンスで大盛り上がりを見せていました!


本日最後に
今日の平和宣言の代表の皆さんや千羽鶴を折ってくれた皆さん、入館式などを担当していた皆さん、学年レクリエーションの担当者の皆さんがよく頑張ってくれた、キラッ☆!とした1日でした。