令和7年度の大阪府教育庁 スクール・エンパワーメント事業確かな学びをはぐくむ授業づくり推進校(SE)の

学校公開授業研究会が11月7日に行われました!

豊中市内外から、約170名の先生方が授業の参観・研究討議に来られました。

当日は取り組み説明→5・6時間目全クラス公開→事後研究会(授業者との討議)→関西大学黒上晴夫先生の記念講演

の流れでした。

授業は本校がめざす『生徒が主体となり、協働的に学びを深める中で考える楽しさがあふれた授業』と

なりました!それを自己調整のある学びやシンキングツールを活用してどの授業もいい授業でしたし、

4月から黒上教授が仰っている『子ども達が考えを自己調整する』取り組みになっていました。

特定のクラスだけではなく、全ての授業が研究主題に沿った授業ができたところに2年間の取り組みの成果を

感じました。これができたのは、教科横断的に子ども達の中に自己調整のある学習や、思考スキル・シンキングツール

の活用力が育っているからであって、教科横断的な授業改善の取り組みのが活きて『つながった』

場面が随所に見れました。また、学年代表の先生を中心に授業においても学年の生徒に合わせて

教科横断的に授業が組み立てられていました。

参加者からのコメント(抜粋)

          ・思考スキルとシンキングツールについて

          『目指す子どもの姿から、つけたい力を念頭に思考スキルを意識した授業づくりをしていた。

          『自己調整学習を行うには、綿密な計画と準備が必要だとわかりました。子供に委ねることを増やすだけでも、

            受け身の学習からは前進すると思いますが、子供が新たな武器を獲得して次の時間に生かしていけるような

            授業の位置付け(単元の中での1時間の役割)に応じた工夫の必要性をそれぞれ感じました。

          『子どもが自走して学習を進める姿が見られたこと、そのための仕掛けがたくさん見られた。

          『1年生、2年生の社会の授業が、たいへん参考になりました。本校の若手の社会科の先生に見てほしい授業でした。

          ・自己調整のある学びについて

          『生徒にとって適切な目標を設定し、モチベーションが高まる活動だった。自分の考えが画面に映し出されて、生徒の

            テンションが上がっていました。他の人の意見が客観的に見ることができていました。

          『生徒の主体性や非認知能力を育成するうえで、非常に有効だと考える。 貴校の授業実践では、「個別最適な学び」と

            「協働的な学び」が一体化されていたものがあり、これまでの取り組みやどう仕掛けてきたかが非常に気になった。 ただ一方で、

            教科的な学びの深まりにつながっているかが、こういった学習を進めるうえでの課題だと考える。 方法論的な議論と教科として

            の学びをどう深めるかのバランスが難しいなと改めて思った。 非常に学びのある研究授業でした。 ありがとうございました。

などのありがたいご感想をいただきました。今後の研究に活かしていきたいと思います。

また、現行学習指導要領、次期学習指導要領に関わっておられる黒上教授からは今後の教育の流れも踏まえた取り組みの総括を

していただけました。

この学校校公開につきましては、今後特設ページを設け研究の成果や課題、公開授業のポイントを発信していきたいと思います。

                                                (文責:SE担当池村)

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