2025年9月18日に宮崎県の新富町から本校の授業視察に来られました。

来校された目的は、「生徒が主体的に学ぶ授業づくりについて、校内体制の在り方や、授業実践について知りたい」

ということでしたので、3年生の数学の授業と2年生の英語の授業で本校が今進めている『自己調整のある学び』

を見ていただきました。本校の授業改善もまだまだ研究中ですので実際は行き届いていないところや、

思うようにいかないところもたくさんあります。どうしても、先生の説明が長くなりすぎて、子ども達が

自分自身の目的意識をもって活動する時間が少なくなり、『受け身の授業』になってしまっているところも

よく見かけられます(内容によっては受け身の授業が必要な場合もあります)。

子ども達が考える必要性を感じることができる「課題設定」がなかなか難しいです。

3年生の授業では、「因数分解」の分野で生徒が教科書を読み解いて、解き方を自分で説明することろから

学習が始まります。これがなんとまだ先生に習っていないところであることに、宮崎県の先生は

驚いておられました。その時間の後半には2年生の英語の授業を視察されました。

英語科では「TO DO リスト」にそって子ども達が友達と協力しながら本文の内容を

捉えていきます。生徒は班のまとまりで自分たちの速さで学習を調整していきます。

今どこを学習しているかは、モニター上のピンで共有されています。本当は「比較する」活動まで

行きたいところでしたが、時間が足りなかったために見ていただけなかったのが残念でした。

このように視察をしていただくことで、本校教員の意識向上にもつながりますので、大変ありがたい

一日でした。                            文責 SE 池村