学校だより8号
であいとつながりをもとめて 令和元年(2019年)6月28日
続・公開授業月間の授業を紹介します
前号に引き続いて、「公開授業月間」のとりくみについて、その授業の様子を少し紹介させていただきます。
1年生国語 「文法の用語」を自分の言葉で説明する授業
6月17日(月)は西田先生の授業を公開していただきました。
この日の課題は、「主語」「述語」「修飾語」「接続語」「独立語」という文法の用語について、資料を参考にしながら紹介文を書き、
模造紙を用意して相手にわかりやすく、伝わるような工夫をしながら、説明するという取り組みを見せていただきました。
この授業は、「めあて」がとてもはっきりとしていて、わかりやすく、
① 学習した文法の知識を自分の言葉で説明することで、自分のものとして落ちていくこと。
② 相手にわかりやすく説明する「話す力」をつけていくこと。
③ 模造紙の工夫で「視覚的にわかりやすく」聞き手の立場に立った準備ができること。
をめざしておられました。
その「めあて」が丁寧に説明され、テレビ画面でも出ていたので、子どもたちはめあてと見通しを持って、主体的に取り組んでいたと思います。
そしてこの取り組みはどの教科でも使えそうな工夫で、プレゼンテーションやコミュニケーション力を養う意味でも、とても取り組みやすい「手立て」だと思いました。
【先生方の感想より】
●生徒が誰も椅子に座っておらず、模造紙を地べたで書いている光景は興味深かったです。
●どの子も一生懸命やっている、例文をカラーで書いたり、それぞれに工夫ができていてよかったです。
2年生英語 伝えたいと思うしかけがちりばめられた授業
6月18日(火)は小松先生の授業を公開していただきました。
授業の最初のウォーミングアップでは、画面にでた「もの」について、隣の人に英語でヒントを出して、それが何かをあてるというゲームをされていました。
この場面では、どの子もとても笑顔で、たどたどしいながらも、何とか英語で伝えようとする姿がありました。そしてみごとに正解すると、あてた方もヒントを出した方も、とても喜んでいました。
英語が話せるようになるきっかけは、やはり「話さざるをえない環境」であるかどうかと言われています。
海外で生活している人は、すぐに英語が話せるようになります。それは英語を使わなければ、買い物等生活できないからです。今回の授業では、なんとか伝えたいなと子どもたちが感じ、頭をフル回転させて英語を使うという「しかけ」がされていました。これが積み重ねられていくと、生きた英語として、英語を自由に使いこなせるようになっていくのだなと感じました。また子どもたちが考えた英語のヒントを、小松先生は上手にひろって、「これいい表現だね。」とか「うまいね。」と声をかけておられて、褒められた子はとても嬉しそうにしていました。
【先生方の感想より】
●授業の最初のウォーミングアップは、うまくペア学習を取りいれ、子どもたちはとても楽しそうに、取り組んでいました。NO JAPANESEでの説明は、むずかしいけれど、子どもたちはすぐ答えていました。本文の解説もテレビを使い、ゆっくりとしたペースで、よく理解出来ていました。
仲間と共につなぐ想い
6月14日(金)に、今年度前期の生徒総会が体育館にて行われました。この生徒総会では、各専門委員会の今年度の活動方針や活動内容が専門委員長から、そして生徒会スローガン及び生徒会活動方針等については執行部から発表がありました。これまで各クラスのスローガン案をもとに話し合ってきたところ、「自分たちの思いを次につないでいきたい」「仲間は大事にしてきた言葉だから」との意見をふまえ、今年の生徒会スローガンが「仲間と共につなぐ想い」に決まりました。これは、六中が大事にしてきた「自治の力と仲間づくり」という伝統を新しい学校につないでいこうという想いがこめられています。そんな想いを六中生全員が心を一つにして取り組んでいこうというものです。
また、十中との統合を視野に入れて話し合ってきたことの中から、六中の「自治の力と仲間づくり」という視点をしっかり入れて取り組んでいくものとして、「ノーチャイム運動」(7/9~12)と「ポロシャツでcool来る」期間(7/1~9/27)の設定が提起されました。どちらも、きっと六中らしく「自分たちの力でしっかり取り組んでいってくれる」ものと期待しています。頑張れ‼六中生。