5年生が田植えをしました

~気持ちいい、泥の感触を感じながら~

 5年生の総合学習は、1年かけて米作りに取り組みます。地域の方たちの大変なお力で例年実施してきており、子どもたちにとっては忘れられない学習の一つになっています。この写真は田植えをしているところです。子どもたちは泥の田んぼに恐る恐る足を入れていますが、「わー、気持ちいい。もっとしたい。」と大喜びでした。中庭には、子どもたちの植えた朝顔やミニトマトが大きくなっています。葉っぱを触ったり、土をいじったり、水やりをしたりする子どもたちの姿がよくみられます。土の自然な香りや冷たさを感じることで、心が落ち着き、ストレスが緩和されると言われています。このように、泥にふれる、植物を育てることは、理科、社会科の学習以上の効果もあります。私もお休みの時には、ストレス解消で、自然いっぱいの山里にドライブにでかけ、そこでの空気や景色に触れるようにしています。

体育館空調整備の工事が始まります

 6月16日(月)から9月末まで、体育館の空調整備工事が始まります。東館の門近くに工事車両が入ります。子どもたちや地域の方々にはご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。具体的な室外機設、機材等の設置場所には、子どもたちが侵入できないような安全管理や学習の妨げにならない配慮はしてもらうよう教育委員会や委託業者にお伝えしています。体育館使用禁止期間は、8月2日(土)から8月31日(日)までです。また、今後、工事が進んでいく中で、お気づきの点ありましたら、学校までお知らせください。

学校運営協議会を開催します。

 6月21日(土)午前10:00~午前11時30分、本校多目的室にて学校運営協議会を開催いたします。今回は、学校教育目標、方針の説明や、会長・副会長の選出等を行います。学校運営協議会は公開です。お時間のある方は是非、傍聴にお越しください。 

育児は育自→子育ては自分育て

「育児は育自」とよく言われてます。毎日忙しくしている中で、こんな言葉を聞くと、正直そんなにうまくいかないという声も聞こえてきます。例えば、子どもにイライラして怒ってしまったり、思ったように事が進まなかったり…「こんなに私は頑張ってるのに、何でできないんだろう?」「イライラしてばっかり」と自己嫌悪に陥ることもあるかと思います。子育て本に載っているような穏やかな子育てができないのは、私がいけないのかと感じて、自分をせめてしまうこともあります。でも実際には、それが普通です。「育児は育自」という言葉は、子どもを育てることを通して、親自身も育っていくという意味が込められています。子どもの成長に寄り添いながら、親として、また一人の人間としても成長できる、そんなポジティブなメッセージが込められています。でも現実、育児の真っ最中では、こんな言葉も逆にプレッシャーになってしまうこともあります。
 以前読んだ教育雑誌には、いろいろな教育課題、例えば「いじめやキレやすい子など」様々な問題に対して、大人がどれだけ向き合えるかが大切であると書いていました。子どもたちの表情、言葉、行動のひとつひとつをよく見て聴いて感じなくてはと思いました。ただ、その記事には、「ある程度の距離を子どもととりつつ、見つめていくべきだ。あまり積極的に話しかけすぎると、子ども自身がつらくなる」とも書かれていました。無関心ではなく、過干渉でもない、いい距離感で見つめていく必要があります。教師も「子どもにこうなってほしい」という願いをもって、日々子どもたちに関わっています。でも、こうなってほしいと強く望みすぎるのも程度の問題です。私自身も、常に自分の中にやさしさが枯渇していないか、正義感はすたれていないのかなどと、自分自身に問いかけ「育自」を大切にしたいと考えています。「育自」は、毎日1時間、いや30分でも自分の時間をつくり、心にゆとりをもつことから始まると思います。そして、毎日の忙しい中で、自分の心に栄養を補給しながら、子どもに向き合えるといいですね。

聴くことが大切

 先日、放送朝会があったので、刀根っ子たちに聴くことの大切さについてお話しました。人は大なり小なり、心にストレスや悩みをもっています。それは誰かに聴いてもらうことで解決できることがあります。「きく」にはいろいろありますが、例えば、
●聞く⇒受け身で、なにげなく聞くこと
●聴く⇒積極的に、意識的に傾聴すること
●訊く⇒たずねる。質問する
などがあります。 
 上記のうちで、特に「聴く」が大切です。聴き上手が増えると自然に話し上手が増え、さらには人とのかかわりを大切にする人が増えます。私も子どもたちの話をきちんと聴いて、信頼関係を築きたいと思っています。先日は、泣いている1年生を3年生が見つけて、「どうしたの。なにがつらいの。」と優しく聴いてくれていました。とっても、ほっこりしました。上級生が聴き上手な対応をしてくれていると、低学年の子たちもきっと人とのかかわりを大切にすることを自然に学んでくれると感じました。

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