学校だより(第7号)いろいろな脳タイプ~違いを認めて~
いろいろな脳タイプ~違いを認めて~
6月10日の2時間目、3時間目に、大阪大学 小児発達学研究科の山本知加さんを講師として招聘し、子どもたちに向けて、「いろいろな脳について、ユニバーサルデザインについて」お話いただきました。
●脳はなにをするところか⇒体の中の司令塔。考える、記憶する、感じる、体を動かす、いろんな気持ちになる。
●脳にはいろんなタイプがある⇒基本的な機能は同じでも、みな同じ脳ではないよ。多数派と少数派のタイプがあり、少数派の人は不便を感じる時がある。
●いろんな脳タイプの例⇒ことばだけではわかりにくい、ついついしゃべりすぎちゃう、話すのが苦手、まぶしいのが苦手でサングラスするよ、みんなと遊びたいけどドキドキする、じっとしていると落ち着かずつい動いちゃう…など。
いろいろな脳タイプの子に合わせた、やさしいユニバーサルデザインや困ったときのサポートする道具などのお話の最後に、みんなができるユニバーサルデザインとして、以下の4点を教えていただきました。
・相手のいいところを見つける、苦手を助ける
・話しかけるときは、おだやかに話しかける
・話すのが苦手な人には、具体的な質問をしてみる
・気づいていないかなって思ったときは、もう一度おだやかに話しかける
子どもたちからの感想では、「ぼくははずかしがりやで、発表するのが苦手な脳タイプです。だから、友だちが恥ずかしがっていたら、そっとしておこうと思います。」「人の違いについて、勉強できた。」「自分は好きだけど、他の人にとっては苦手なものがあるということに気づけた。」など、すてきな気づきがありました。各ご家庭でも「違いを認め合うこと」についてお話していただけたら幸いです。
5年生、林間学舎にでかけます
6月26日、27日に5年生が、滋賀県近江八幡の休暇村へ林間学舎に出発します。5年生では、子どもの自主性、主体性を大切に、しおり作成、バスレク、キャンプファイヤーなどの実行委員が、自分たちで計画準備をし、当日までに「みんなで笑顔あふれる最高の林間学舎」になるようがんばっています。6月16日には、5年生みんなへの説明会が開かれ、実行委員からの説明や先生方からの話、キャンプファイヤーの歌の練習をしました。
その中で、「みんなのことを考えて行動する」「時間を守る」ことなど、日ごろから行動できるようにすることの大切さについても考えていました。下の写真は、5年生の子どもたちがどんな林間にしたいのか、そのためには何が必要かのアンケート結果です。「思いやり」「親切」「5分前行動」「責任」など、大切なキーワードが並んでいます。さすが高学年と感じました。