学校だより(第13号)言葉は言霊(ことだま)、発した言葉は自分にかえってきます
言葉は言霊(ことだま)、発した言葉は自分にかえってきます
最近、校内を巡回している際に、教室から「うざ」「きも」といったいやな言葉が聞こえてくることがありました。運動会の練習が本格化し、朝夕の気温差もある中で、子どもたちが少し疲れ気味になっている様子も見られます。そんな中で、気持ちがうまく伝えられず、強い言葉を使ってしまうこともあるようです。
そこで、放送朝会では「言葉には力がある」ということを子どもたちに伝えました。日本には古くから「言霊(ことだま)」という考え方があります。言葉には魂が宿り、周囲に影響を与える力があるとされてきました。自分が発した言葉は、相手だけでなく、自分自身の心にも響きます。
美しい言葉、やさしい言葉は、周りの人の心を温かくし、自分自身の心も穏やかにしてくれます。逆に、相手を傷つける言葉は、自分の耳にも入り、自分自身をも傷つけてしまいます。使う言葉は、その人自身を表すものです。だからこそ、どんな言葉を使うかが、人との関わり方やその人の考え方を形づくっていくのです。
「言葉はこだま」「言葉は言霊」「言葉はもう一人の自分」——金子みすゞさんの詩『こだまでしょうか』にもあるように、言葉の感性を磨き、すてきな言葉を使えるよう、学校でも取り組んでまいります。また、イライラしたり、しんどくなったりして、自分がきつい言葉を使いそうになったら、先生や近くの大人に相談しましょうと子どもたちに伝えました。ご家庭でも、ぜひ一度「言葉」について話し合う時間を持っていただければと思います。子どもたちが、言葉の力を信じ、やさしさを育んでいけるよう、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
運動会の練習もがんばっていますが、学習もがんばっています
花いっぱいプロジェクト・5年生
10月3日の5・6時間目、地域の方々と一緒に、「刀根山校区を花でいっぱいにしよう」というプロジェクトを開始しました。たくさんの「パンジー」「ヴィオラ」の苗を準備し、地域の方々と一緒に花の苗植えをしました。地域の方々に丁寧に教えてもらいながら、子どもたちは一株ずつ苗植えに取り組みました。土をさわって、なんだかいきいきしている5年生です。この花たちは、大きくなったら植え替えをし、たくさんの地域の方々にプレゼントをする予定です。
校内公開授業研究・3年生
10月1日の2時間目に、3年生の国語「道具のひみつをつたえよう」の学習で、調べたことをカードにまとめ、整理しわからない言葉を辞典図書資料、インターネットで調べる活動を行いました。校内の公開授業でたくさんの先生方が参観しました。子どもたちは、一生懸命、情報を分類し、まとめ、最後にそれを表現する活動へつなげようとしている姿が見られました。3年生が、この情報社会の中で、いろいろなメディアを使い分けることができていることに感心しました。すばらしい!

